ヤマックス 【東証スタンダード:5285】「ガラス・土石製品」 へ投稿
企業概要
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視した経営や経済価値と社会価値の双方を創出するサステナビリティが重要な経営課題であるという認識のもと、中長期的な企業価値向上の観点からその取り組みを推進しております。
(1)ガバナンス
当社は、取締役会を最高意思決定機関と位置付け、経営に関する重要事項について迅速な意思決定や取締役間の意思疎通と業務の執行に対する監督を行うため、取締役会を毎月開催するとともに、取締役及び事業責任者等が出席する経営会議を原則月1回開催しております。また、監査役が取締役会や経営会議に常時出席し、経営及び事業に関わる案件について随時、監査・監督を行っております。更に、内部監査室を設置し、計画的かつ網羅的な内部監査の結果を定期的に代表取締役に報告しております。
サステナビリティに関する取り組み状況等につきましても、定期的に取締役会および経営会議に報告しております。
(2)戦略
当社は、環境問題に関しまして、気候変動により激甚化する災害に対し、被災地へのコンクリート製品の適時適切な供給はもちろんのこと、気候変動のリスク自体を減らす為に温室効果ガスの低減を狙い、同業者の會澤高圧コンクリート㈱(北海道苫小牧市)と「a NET ZERO イニシアティブ協定」を締結し、同業者10社と共に協力し、カーボンニュートラルの施策を実施しております。これには、当社の技術部門及び管理部門が主体となり、経過は取締役会への報告を行う体制としております。カーボンニュートラルの具体的な戦略としましては、コンクリートに関する新技術の共有や削減方法の技術開発へのWGの立ち上げなどを実施し、定期的に各社の削減状況の共有を行う事で削減に向けて確実に進めていくこととしております。
人的資本に関しましては、30代40代の中堅世代の割合が低く、今後の技術継承や技術者養成が課題であると認識しており、企業としての長期的な技術力の底上げを見据え、社員の資格取得を支援しております。当社の技術部門が主体となり、経過は経営会議にて取締役へ報告を行うこととしております。具体的な戦略としましては、資格取得の費用の会社負担や資格取得者への手当の支給、資格保有者からの教育指導の場を提供しております。また、従業員への健康サポートとして、定期的な健康診断を活用した保健指導・教育やメンタルヘルス対策としてのストレスチェック制度の導入、更には「三大疾病サポート保険」への加入による疾病休業者の早期職場復帰支援などを行っております。
(3)リスク管理
当社は、グループ経営に関するさまざまなリスクを審議するため、内部監査室と管理本部が協力し、直接的あるいは間接的に当社グループの経営または事業運営に支障をきたす可能性のあるリスクに迅速かつ的確に対処し、適宜グループ各社に必要な指示・監督を行うとともに、その内容を定期的に取締役会に報告する体制を整えております。
なお、当社グループにおけるリスクマネジメントの取組みについては「3 事業等のリスク」に記載しており
ます。
(4)指標及び目標
環境問題に関しましては、カーボンニュートラルの実現期限を2040年までと定め取り組んでまいります。
また、人的資本に関しましては、プロフェッショナル人材の育成として、2027年度までに業務を一任できる人材の比率を全社平均で50%とする目標を掲げ取り組んでまいります。
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