企業稲葉製作所東証スタンダード:3421】「金属製品 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 当社は、独自性・品質性・機能性という設計思想のもと、環境への負担少なく、かつ高い機能性と品質性を有する製品開発を目指し、研究開発に取り組んでいます。また、再生資源の利用促進を目指し、パーツごとの解体・分別が容易な「分別設計」を導入するなど、設計においてもリサイクル性に優れた製品づくりを推進しています。主要な部品・部材には、分別のための材質表示を行い、リサイクルやゴミ減量化に寄与しています。

 当連結会計年度の研究開発費は、総額270百万円(各セグメントに配分していない全社費用59百万円含む)となりました。

 当連結会計年度におけるセグメントごとの主な研究成果は、次のとおりです。

(鋼製物置)

 鋼製物置セグメントでは、2023年9月に軽量鉄骨構造を用いることにより積雪地でも庫内柱のない大空間を実現した大開口の軽量鉄骨造ガレージ「TAFRAGE(タフレージ)WG」を発売し、2024年1月には静音性に優れたハイスピード電動シャッタータイプを追加するなど、耐風圧性能に優れた大型製品の拡充を図りました。また、2023年9月に順調な販売推移をみせている意匠性に優れた高級ガレージ「ARCIA(アルシア)DR」のデザインコンセプトを取り入れ、防犯性を高めたデザイナーズバイクガレージ「ARCIAFIT(アルシアフィット)DM」を発売し、バイク収納における市場ニーズに対応しました。

 物置業界初となる建築基準法に対応した製品強度持つ「FORTA(フォルタ)」シリーズのラインナップとして、2024年1月に多様な敷地に対応できる「FORTA(フォルタ)縦長大型」を追加しました。これにより、より多くの市場ニーズへの対応が可能となり、更なる顧客の獲得を見込んでいます。

 今後の開発については、「安全からより安心へ」のキーワードのもと、環境負荷低減に向けた研究や、甚大化する自然災害に対応した製品開発を進めるとともに、大型製品を中心とした新たな用途開発にも注力していきます。

 当連結会計年度における当セグメントに直接かかる研究開発費は、139百万円となりました。

(オフィス家具)

 オフィス家具セグメントでは、2024年2月にオンラインとリアルを融合するサイレントブース「VIAROOM(ヴィアルーム)」を発売しました。「VIAROOM(ヴィアルーム)」は、天井の無いセミクローズな空間でありながら高い吸音性と居住性を兼ね備え、消防法による設置制限の影響を受けることはありません。また、物置構造を流用し壁サイズをモジュール化したことで部材数の削減や施工時間の短縮を実現し、環境負荷低減にも配慮した製品となっています。

2024年1月に電動上下昇降デスク「Novie(ノヴィ)2」で異形天板のスチール化に取り組み、内製化することで木材不足や価格高騰のリスクを回避し安定供給を可能にしました。また、90°及び120°ワークテーブルをラインナップに追加しました。

 今後もお客さまのニーズに迅速に対応し、使い勝手良く、心地良いオフィス家具を提供することで、長く使って頂き、地球にもやさしい製品開発に努めていきます。

 当連結会計年度における当セグメントに直接かかる研究開発費は、70百万円となりました。

PR
検索