東洋建設 【東証プライム:1890】「建設業」 へ投稿
企業概要
当社は、2023年12月8日開催の取締役会において、以下のとおり自航式ケーブル敷設船を建造することを決議し、2023年12月11日付で建造契約を締結いたしました。
(1)建造理由
洋上風力発電は着床式を中心に順調に案件形成が進捗しており、更に浮体式の技術開発やEEZ拡大検討なども進めつつ、政府目標である2050年カーボンニュートラル実現に向けて着実に進展しています。当社は、市場拡大が期待される洋上風力発電をはじめとした沖合建設工事用に、国内最大級の自航式ケーブル敷設船を建造いたします。
(2)ケーブル敷設船の概要
建造するケーブル敷設船は、国内の自然条件及び施工条件に適合するために最適な船体設計を行うことで、水深の浅い海域から浮体式洋上風力発電や直流送電事業を対象とする大水深海域までの広い海域において、高い稼働率での施工を可能としました。
また、本船は自航式ケーブル敷設船として活躍するとともに、高性能クレーンと広いデッキ面積によって、着床式基礎工事、浮体式洋上風力係留工事及び海洋資源関連事業等の多目的な分野に適用することができます。
主な仕様 | 総トン数約19,000t、推進出力約13,000kw、DPS Class2 |
船級Class NK | |
宿泊90名(全室個室、シャワー・トイレ完備) | |
船体主要寸法 | 全長150m×幅28m×深さ12m 最大喫水7.0m |
ケーブルタンク | 容量9,000t(可搬式含む) |
主/副クレーン | 250t/100t吊級(動揺低減機能付) |
その他設備 | ヘリデッキ、4点係留装置(浅海域施工時)、2×ROVシステム、バッテリー蓄電システム |
投資金額 | 約300億円 |
資金調達 | 自己資金及び銀行借入(グリーンローン) |
(3)契約先の概要
契約先は外国法人であり、当社と契約先との間には、記載すべき資本関係、人的関係及び取引関係はありません。また、契約先は当社の関連当事者には該当しません。
(4)建造日程
取締役会決議日 | 2023年12月8日 |
契約締結日 | 2023年12月11日 |
完成引渡時期 | 2026年上期 |
(5)今後の見通し
2023年3月23日に公表いたしました中期経営計画において、当投資を反映しており連結業績に与える影響は軽微であります。
- 検索
- 業種別業績ランキング