日本精化 【東証プライム:4362】「化学」 へ投稿
企業概要
研究開発部門では、顧客情報等に基づき、迅速かつ効率的に研究開発、商品開発を行っております。
当連結会計年度の研究開発費は901百万円、連結売上高の2.7%であります。
(1)機能性製品
ビューティケア分野では、化粧品用リン脂質素材、機能性油剤、生理活性物質などの製品開発、有用性評価を行っております。今年度は、世界的に高まっているサステナブルの要請に対応し、NON-GMO(非遺伝子組換)製品、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証製品、自然由来指数(ISO16128、国際的な自然及びオーガニックに係る指数基準)を高めた製品などを開発・上市致しました。また、新規・既存製品の各種機能性評価による新たな価値創造、「顧客の用事(対処すべき課題)」に対応したソリューションの開発や化粧品処方の提案、動物実験を行わない医薬部外品承認取得なども積極的に推進しております。
ヘルスケア分野では、長年にわたり培ってきた高純度リン脂質及び高純度コレステロールに代表される製品や技術サービスの提供を行っております。リポソーム製剤・リピッドナノパーティクル製剤に関する経験と知見に基づいた新規医薬品の受託研究/開発製造(CRO/CDMO)事業の他、湘南ヘルスイノベーションパーク内の湘南ラボを中心に異業種の企業様と当社技術や製品を用いた協業や探索を行うことで、新たな価値を届け続ける為のオープンイノベーション活動を推進しております。
ファインケミカル分野では、次世代太陽電池(ペロブスカイト太陽電池)用正孔輸送材料の研究開発・実用化などに注力しております。機能性コーティング剤分野では、防曇などの機能性コーティング剤の開発・上市を進めております。
(2)環境衛生製品
感染予防対策製品や食品工場・給食、医療・介護施設で使用される業務用洗浄剤などの開発を行っております。CO2削減、労働環境改善、プラスチック削減などSDGs(持続可能な開発目標)を念頭に置いた環境に配慮した製品開発に注力し、濃縮タイプの自動食器洗浄機用洗剤「オートクリーンAKDC」や「オートクリーンAKS」、CIP洗浄に適した食品工業用泡除菌・洗浄剤「泡洗浄剤BF」、介護施設向け除菌・洗浄剤「アルボーストイレ・バスクリーナー」、RSPO認証商品の薬用石鹸液「アルボース石鹸液ECO」、バイオマスボトルを採用したハンドソープを開発・上市致しました。また、一般社団法人大阪工研協会「工業技術賞」の受賞、日本薬学会第144年会ポスター発表など技術広報につながる活動も積極的に推進しております。
(3)その他
該当事項はありません。
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