企業フジッコ東証プライム:2908】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。

(1)サステナビリティ全般

①ガバナンス

 フジッコグループは、企業を取り巻く社会環境の変化や社会的課題を中長期的な視点で捉え、フジッコ独自のサステナブル経営として“5つの健康”を打ち出しております。

 サステナブル経営の実現のためには、従業員自らが変化し変革を受け入れる姿勢と、共通の価値観である組織風土の変革が必要不可欠と考えております。

 企業理念のもと、「社会のサステナビリティ」としてESGを自律的に推進し社会価値を創出することと、「企業のサステナビリティ」として資本コストを意識した持続的な稼ぐ力の発揮で経済価値を創出することの両方を同時実現させることを目指してまいります。

“5つの健康”

 私たちは、

  ・食による心身の健康維持            ・・・ 健康提供

  ・資源活用による地域活性化、日本の食文化の発展 ・・・ 健康社会

  ・環境保護                   ・・・ 地球健康

 を実現するため、

  ・社員の心身の健康維持             ・・・ 健康経営

  ・資本の蓄積と透明性のあるガバナンス      ・・・ 健全経営

 に務めます。

 この5つの「健康」を通じて、人々を元気で幸せにする健康創造企業となります。

 サステナビリティに関連する重要事項は、経営執行会議及び取締役会で審議・決議しております。この内、気候変動に関する事項は、リスクマネジメント委員会の専門チームとしてTCFD検討チームを設置し、気候変動シナリオに基づいたリスク・機会の特定と対応方針を策定しております。その内容は、リスクマネジメント委員会から経営執行会議へ報告・審議され、毎年2回取締役会に報告することを基本としております。

②リスク管理

 フジッコグループは、サステナビリティリスクへの適切な対応のため、リスク管理を強化しております。具体的には、リスクマネジメント委員会において、全社的な経営リスクの洗い出しを行い、リスクが事業へ及ぼす影響度や発生頻度からリスクレベルを総合的に評価し、対応方針等を検討しております。この内、気候変動に関するリスクは、リスクマネジメント委員会の専門チームであるTCFD検討チームがリスクを所管する関連部門と対策等について協議しております。

(2)人的資本・多様性

①戦略

 サステナブル経営を実践して、社会価値と経済価値を同時に創出し、企業の持続的な成長を図るには、従業者のエンゲージメントを高め、従業者全員の多様な能力から生まれる活力を結集することが必要不可欠であると考えております。このための人財戦略として、働き方改革、健康経営(健康増進・リテラシー向上)、経営理念に適う専門性を備えた人財の育成と強化、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を掲げ、DX活用による労働生産性の向上、有給休暇取得率や健康診断受診率の向上、自主的なキャリア形成支援、クリエイティブ人財やエキスパート人財の確保、経営理念の浸透と適材適所の人員配置、心理的安全性の担保、女性活躍推進の整備及び全員参加型経営の取り組みを進めております。

②指標及び目標

 非財務指標の一つに従業員に関する指標を設定し、実現に向けて取り組んでおります。

 

63期

目標(65期)

総労働時間

1,971時間

1,925時間

有給休暇取得率

63.7%

80%

健康診断受診率

99.8%

100%

キャリア採用比率

77.8%

25%

女性管理職比率

7.2%

12%

(注)指標及び目標は提出会社(出向者を含む)の集計となります。

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