企業クラスターテクノロジー東証グロース:4240】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

2021年4月より、営業・マーケティング本部内に「技術営業部」を新設し、開発本部員の大半が異動しましたが、技術部員の新規開拓スキルや適応力の不足もあり体制を本格的に機能させるまでに至りませんでした。戦略変更により開発本部と営業・マーケティング本部が連携し、新規開拓営業の強化と共に市場のニーズを追求し、コミュニケーションを徹底することで顧客の要求を重視した“顧客志向”の製品開発を継続しております。開発本部ではこれらの活動と並行して、当社の数年先のビジネスに向けて「未来への商品開発」を推進する役割で活動を継続しております。

 当事業年度における当社が支出した研究開発費の総額は53百万円であります。

 セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりです。

(1)ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業

 ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業は、顧客テーマによる機能性樹脂複合材料や成形加工を主とした開発、顧客の商品開発に対する技術提案及びパルスインジェクター®システム(PIJ)の改良に特化して活動しております。

 機能性樹脂複合材料や成形加工を主とした開発については、顧客との新たなコミュニケーションの手段として提案型の材料や成形加工開発に取り組んでいます。潜在的な顧客要求に対し、金属部品を樹脂製部品に置き換えるメリットとそのための技術について様々な提案と試作を行い、顧客の真のニーズをいち早く発掘することを目指しています。

 なお、PIJの開発は幅広い分野にむけた研究開発だけでなく、個々の顧客要求に対応したシステムのカスタマイズや使い易さの向上も進めてまいります。

 また、既存顧客の次世代製品に向けた機能性樹脂複合材料の開発を顧客とともに進めています。当社の開発方針としては、当社商品の特徴である「顧客の潜在的課題を顕在化し、解決策を樹脂製品で提案・開発する」を推進し、更なる新商品・新材料を模索・商品化してまいります。

(2)マクロ・テクノロジー関連事業

 既存のマクロ関連材料につきましても、顧客の要求に応じて電気的特性の向上、物理的特性の向上のための材料開発に取り組んでいます。

(3)その他事業

 現在、その他事業の開発活動は行っておりません。

(4)未来への商品開発

 地球環境や環境政策なども視野に入れた商品の一つとして、バイオマス度95%のバイオマスマーク認定を取得したバイオマスプラスチック複合材料「PasCom」を開発し、市場でのマーケティング活動を実施し、改良・応用製品への展開に注力してまいりました。当該開発品のマーケット・ポジショニング(市場における優位性)は、未だ見いだせておらず、今後数年以内の業績寄与は厳しい状況であります。今後は更なるニーズ探索とニーズに応じた開発を行い、ビジネス化へ向けて改良を重ねてまいります。

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