企業兼大株主エーアイ東証グロース:4388】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 研究開発活動においては、「エーアイは音声技術で社会に新しい価値をつくり続けます」を企業理念に掲げ、「高品質、高付加価値を有する日本語音声合成エンジン」を実現すべく、日々研究・開発を積み重ねております。

 当事業年度では、基礎研究として、「日本語音声合成エンジンAITalk®の品質向上」を実施しました。また、製品開発では、「新世代DNN音声合成エンジンAITalk®6製品・サービスの開発」並びに「コンシューマー向け音声合成ソフトウエアA.I.VOICE®2の開発」に注力しました。当事業年度における当社の支出した研究開発費の総額は65,593千円であります。

 なお、当社は音声合成事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 当事業年度の研究開発活動の状況は、以下のとおりとなります。

①AITalk®の品質向上

 本研究においては、「日本語言語解析の精度向上」及び「DNN音声合成の品質向上」について、以下の研究を行いました。

ⅰ.日本語言語解析の精度向上

 日本語言語解析の品質の基本となる言語辞書の継続的な品質向上のほか、より自然な言語的な表現の実現を目指し、DNN(ディープニューラルネットワーク)を利用した文中のアクセント境界・ポーズ位置および文末表現の推定技術の研究開発を継続実施しました。また、医療分野等の特定分野における用語の言語解析精度向上を目指した取り組みも実施しました。本技術を「ⅱ.DNNパラメトリック音声合成の品質向上」の研究成果と組み合わせることにより、合成音声の自然性の向上を実現します。

ⅱ.DNN音声合成の品質向上

 当社の強みである日本語言語解析精度を維持しつつ、最新のニューラルボコーダ技術を取り入れることにより、高品質な音声合成の研究開発に取り組みました。当事業年度においては、音響特徴量を生成するニューラルネットワークを改善し、更に自然な音声を生成できるようになりました。本成果は、幅広い分野での活用を目指し、AITalk®6製品・サービスとして展開を開始しています。

②AITalk®6製品・サービスの開発

 研究成果を用いた新世代DNN音声合成エンジン「AITalk®6」及び技術提携先であるセレンス社(Cerence Inc.)が提供する64種類の外国語に対応した「Cerence TTS」を搭載した「AITalk®6 SDK」の提供を開始しました。また、その他製品・サービスについても順次開発中となります。

③コンシューマー向け音声合成ソフトウエアA.I.VOICE®2の開発

2021年2月より発売開始した「コンシューマー向け音声合成ソフトウエアA.I.VOICE®」において、新世代DNN音声合成エンジン「AITalk®6」が搭載された「A.I.VOICE®2」を開始し、第一弾として、「琴葉茜・葵」、「伊織弓鶴」、「結月ゆかり」、「紲星あかり」の販売を開始しました。「A.I.VOICE®2」においては、さらに自然に人間らしくなった声「Neuralボイスライブラリ」への対応に加え、編集機能の向上、マルチプラットフォーム対応を実施しました。

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