企業兼大株主日本ゼオン東証プライム:4205】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針について

 当社グループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」を企業理念とし、大地(ゼオ)と永遠(エオン)からなるゼオンの名にふさわしく、独創的な技術・製品・サービスの提供を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献することを目指しております。

 その企業理念のもと、当社が社会とともに持続的な成長を続けていくために「サステナビリティ基本方針」を定め、これを当社企業活動の基本的な考え方と位置付けております。今後も当社グループでは、社員一人ひとりがより良い未来を考えた行動・活動を実践し、ステークホルダーとの対話・協働を行っていくことで、社会と当社の持続的な発展を目指します。

(2) 経営環境について

①全般

2023年度決算は、中国経済を中心とするグローバルの需要・市況低迷の影響に加え、新しい生産設備の稼働開始に伴う費用増や能登半島地震の影響等も重なり、減収・経常減益という結果となりました。一方で、政策保有株式の縮減が進捗したことなどから、純利益は前年度を大きく上回りました。2024年度は引き続きEV販売不振の影響が予想されるものの、全体的な市場環境は回復傾向にあり、当社としても拡販や収益性の改善等に注力し、挽回をはかっていきます。また、中期経営計画「STAGE30」第2フェーズの2年目として、事業構造改革や成長投資、新規事業探索を一層加速させるとともに、カーボンニュートラルなどの諸課題にも全力で取り組んでまいります。

②2030年のビジョンと中期経営計画『STAGE30』

 私たちゼオングループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」、すなわち「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献することを企業理念に掲げています。この理念を実現すべく2030年のビジョンを「社会の期待と社員の意欲に応える会社」と定めています。そして、「まずやってみよう」「つながろう」「磨き上げよう」を大切にする価値観として掲げ、この3つの行動を大切にすることで2030年のビジョン実現を目指します。

 また、2021年度から2030年度までの中期経営計画を『STAGE30』(ステージ30)と名付け、「サステナビリティ基本方針」の下、「社会の期待と社員の意欲に応える会社」の実現を目指します。

(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループでは、2030年のビジョン「社会の期待と社員の意欲に応える会社」の実現のため、2030年に以下を達成することを目標として掲げております。

①CO2排出量42%削減(2020年度比、当社グループのScope1+2を対象)

②SDGs貢献製品の売上高比率50%

③既存事業のROIC9.0%

④新規事業の売上高600億円増加(2019年度比)

⑤従業員エンゲージメント75%

⑥外国人/女性役員比率30%(取締役および監査役 社内・社外を問わない)

 なお、上記2030年度の目標値に対する2023年度の進捗状況は以下の通りです。

①CO2排出量:22年度削減率7.3%(22年度実績94.3万トン、23年度実績集計中)

②SDGs貢献製品の売上高比率:社内認定制度を24年度より運用開始

③既存事業のROIC:4.0%

④新規事業の売上高:12億円増加

⑤従業員エンゲージメント:52%(2023年6月調査時点)

⑥外国人/女性役員比率:19%

(4) 対処すべき課題について

 当社グループは、中期経営計画を2021年度から2030年度までの10年間の経営計画と定め、社員の投票で決めた『STAGE30』という名称で、2030年のビジョンである「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を目指します。2023年度から2026年度を「STAGE30 第2フェーズ」と位置付けており、以下の4つの全社戦略によりガバナンス強化を重視して企業価値の向上を実現してまいります。

①カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現する「ものづくり」への転換を推進するため、2050年を見据えたカーボンニュートラルマスタープランを策定し、CO2排出量を削減する計画で取り組んでまいります。

②「既存事業の磨き上げ」と「新規事業の探索」の両立で社会課題解決に貢献すべく、既存事業のROIC向上を目指した高機能樹脂と電池材料等の能力増強、CVCを通じたスタートアップ企業への出資やM&Aに取り組んでまいります。

③個々の強みを発揮できる「舞台」を全員で創る基盤づくりとして、健康経営を推進し、社員により多くの人生の選択肢の提供に努めたほか、各部門にて従業員エンゲージメント向上に取り組んでまいります。

④経営基盤を「磨き上げる」として、ガバナンス強化、将来の経営を担う多様な人材育成、資本効率の磨き上げに取り組んでまいります。

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