ぐるなび 【東証プライム:2440】「サービス業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) ガバナンス及びリスク管理
当社は上記「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1) 経営方針」のとおり、「食でつなぐ。人を満たす。」とのパーパス(存在意義)のもと、世の中に対して新たな価値を提供し続け、より良い社会の実現に貢献していく企業であり続けたいと考えております。その実現に向けて、社会課題の変容や人的資本の活用等、当社を取り巻くサステナビリティに関するリスクや機会、またそれらに対する対応を、適宜経営執行会議において審議し、取締役会へ報告しております。またコーポレート・ガバナンスに関する事項については、コンプライアンス・リスク管理委員会において重要な問題を審議し、その結果を取締役会へ報告するほか、取締役会の任意の諮問機関として設置するガバナンス委員会において適宜審議しております。
なお、サステナビリティ関連のリスクを含む当社グループ全体のリスク管理については、コンプライアンス・リスク管理担当執行役員の制定する「リスク管理基本規程」において、その基本方針及び推進体制の概要を定めております。詳細については、下記「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 企業統治に関するその他の事項 ロ.損失の危険に関する規定その他の体制」をご参照ください。
(2) 戦略、指標及び目標
当社は「食」を事業領域としているため、「食」に関連する多様な社会課題に対し積極的に取り組む責任があると考えております。例えば、飲食店検索・予約メディアの運営者として消費者の「食」をより安全・安心で豊かなものにするための信頼性の高い情報発信の徹底、環境や社会の変容に強い飲食店経営モデルへの進化の支援、優れた日本の食文化・技術の発信・普及、後世への承継等について、当社が創業来構築・蓄積してきた外食に関わる方々とのネットワークや外食に関するデータベース、それらを活かした飲食店支援のノウハウ等を活用・発揮し取り組むことで、外食産業や食文化の持続的な発展に貢献すると同時に、当社中核事業である飲食店支援の持続的成長はもとより、新規事業の創出等による当社企業価値の更なる拡大へとつながると考えております。
また当社は創業来、営業をはじめとした「人」の力が築く、外食産業に携わる「人々」との絆を重視し事業を展開しております。「人と人とのつながり」が持つ互いの価値を高め合う力を信じ、大切に想う当社だからこそ、当社の多様な人材が個性や能力を発揮できる環境の整備のほか、外食に携わる方々の才能の発掘や育成、生産性向上を通じた労働環境の改善等、「人」に関わる様々な社会課題の解決に向けて積極的に取り組んでおります。
なお当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
当社は、事業環境の変化に対応し絶え間ない価値創造が可能な強い組織を実現することで、パーパスの実践と企業価値の持続的な拡大を果たすため、2020年に「働き方進化プロジェクト」を発足いたしました。本プロジェクトでは、以下の3つの「シフト」による「Smart Work Shift(生産性高く、主体的かつ効率的な働き方)」をコンセプトとし、社員の働きやすさの向上(社内環境整備等)と、やりがいの向上(人材育成を含む人事制度の強化等)による働きがいの向上に取り組んでおります。
「Smart Work Shift(生産性高く、主体的かつ効率的な働き方)」
・Workstyle Shift(個人にあった働き方)
・Ownership Shift(一人ひとりが主役)
・Management Shift(生産性向上、価値創造の促進)
「働き方進化プロジェクト」における具体的な施策は以下のとおりです。
施策 | 実施時期 | ||
ダイバーシティ推進部署の設立(注) | 2015年11月 | ||
働きやすさの向上 (社内環境整備等) | 働き方の | 就業場所の拡大 | 2020年12月 |
遠隔勤務制度の導入 | 2021年4月 | ||
フレックスタイム制度の導入 | 2021年10月 | ||
出社とリモートワークを併用する | 2021年10月 | ||
仕事のしやすさの向上 | リモートワーク下における | 2020年10月 | |
マネジメントハンドブックの作成 | 2021年2月 | ||
全社朝礼の見直し等、 | 2021年8月 | ||
やりがいの向上 (人事制度強化等)
| 成長実感の向上 | 社内公募制度の強化 | 2019年より随時 |
全社員及び役職、職種毎の役割定義の明確化 | 2021年7月 | ||
e-ラーニングシステムの全社導入 | 2021年7月 | ||
貢献実感の向上 | 表彰制度の見直し | 2021年より随時 | |
パルスサーベイ(従業員意識調査)の導入 | 2022年12月 |
(注)「働き方進化プロジェクト」発足以前からの取り組み
2024年3月期におきましても人的資本経営の推進を当社の主要施策の一つと位置付け、2023年4月に評価・報酬に関する人事制度の改定を実施したほか、今後も引き続き、人材育成体系及び施策の強化、タレントマネジメントシステムによる人材の可視化及び分析等の強化、またこれらの施策に関する定量的な指標・目標の設定と進捗管理に取り組むことで、社員のエンゲージメント向上、ダイバーシティの推進を実現し、パフォーマンスの向上やイノベーションの創出による企業価値の持続的な拡大を目指してまいります。
他方、当社の企業活動及び事業の対象である外食産業は、地域社会や地球環境との強い結びつきの中で成り立っていることから、食を通じた地域社会振興への貢献や、当社及び外食産業の環境負荷低減、健全で透明性の高い経営の実践等、当社及び外食産業が社会・地球の一員として果たすべき役割・責任を認識し、行動に移しております。これにより、当社事業の発展の阻害要因となり得る社会的・環境的リスクを低減し、持続的な企業価値の拡大へと繋げてまいります。
上記に関する具体的な事業及び企業活動については、当社ウェブサイトをご参照ください。
https://corporate.gnavi.co.jp/profile/sustainability/
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