Genki Global Dining Concepts 【東証スタンダード:9828】「小売業」 へ投稿
企業概要
(1)ガバナンス
当社グループが特に重点的に取り組むべき課題の推進に向け、「サステナビリティ推進会議」を設置し、課題解決に向けた具体的な取り組みの協議、推進施策を行って参ります。持続可能性の観点で当社グループの企業価値向上をさせるため、ここで協議した内容は、定期的に取締役会および経営会議へ報告を行い、進捗管理をしてまいります。
また、重点的に取り組むべき課題については、親会社グループの重要性の判断や従業員や投資家などステークホルダーの意見を取り入れながら、今後適宜見直して参ります。
(2)リスク管理
当社グループにおいて、全社的なリスク管理は、リスクマネジメント委員会にて行っておりますが、サステナビリティに係るリスクの識別、優先的に対応すべきリスクの絞りこみについて、サステナビリティ推進会議の中でより詳細な検討を行い、共有して参ります。
(3)サステナビリティ全般の戦略並びに指標及び実績
サステナビリティ全般の戦略については、今後経営戦略にそった重点戦略と施策を設定して参ります。また、当社グループは多種多様な海洋水産・農林資源を原材料として使用していることから、気候変動問題を重要な経営課題の1つとして、今後指標及び目標の設定と開示に向けて検討して参ります。
サステナビリティ全般の推進においては原料調達から商品化・調理・サービス、廃棄・リサイクルに至るバリューチェーンの中で持続可能な社会の実現に貢献する取り組みを遂行しております。
| 目指す姿 | 2022年度主な取り組み | 2023年度の方針 |
環境 | 環境負荷の軽減 | ・食品リサイクル(全店中35店舗)年間111トン ・廃油リサイクル 家畜の飼料活用(全店舗) ・節水タイプの衛生機器の設置(全店舗) ・プラスチックストローの廃止 ・塗装工事での水性塗料を使用 ・店舗構造材、造作材に認定を受けた木材の使用 | ・再生可能エネルギー導入検討 ・仕込管理システムの運用によるロス削減 ・フライヤー用の油ろ過機の実験と導入 ・安全調達の推進と食材の品質、安全制の確保 |
社会 | 食を通じた地域社会への貢献 | ・海外新規出店の促進と雇用創出 ・安全安心な店舗の維持(HACCAP)の考え方に基づいた衛生管理の推進 | ・海外新規出店エリアの拡大による地域雇用の創出 ・安全安心な店舗の維持(HACCAP)の考え方に基づいた衛生管理の徹底 |
人財 | 働きやすい労働環境の整備 | ・年間休日の見直し(年間108日→年間115日) ・外国人従業員から外国人従業員への教育体制の構築 ・高年齢者活躍企業コンテスト応募 ・定期健康診断受診の徹底 ・労災防止に向けた動画作成及び配信(一部多言語対応推進) | ・外国人労働者積極採用と環境の整備 ・正社員の拡大 ・タレントマネジメントに繋がる階層別研修実施 ・社内公募制度の導入検討 |
(4)人的資本に関する戦略並びに指標及び実績
①人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針
当社を取り巻く事業環境は、生産年齢人口の減少、国内回転寿司市場の寡占化、原材料価格・エネルギー価格の高騰など、足元でも先行きが不透明な状況が続いており、今後もしばらくは同様の状況が続くと見込まれます。
こうした状況の下、当社では2023年度から2025年度までの3カ年を計画期間とする中期経営計画(2022年5月策定の中期経営計画を見直し)を策定し、計画で定めた重点戦略に基づいて各種施策を推進しております。
本中期経営計画においては、国内事業・海外事業の戦略に加えて、企業の存続基盤であり、かつ当社におけるサステナビリティの重点課題でもある「人財」を当社の持続的な成長の要と位置付け、「人財」への投資を最重要課題の一つとしております。
「人財」への投資にあたっては、従業員一人一人が有する能力を最大限発揮することができる環境の整備を目指して、人事制度の見直しや組織体制・文化の変革などを通じて従業員のモチベーションの維持・向上に資する取組み、従業員の自律的な成長を支える仕組みの構築に注力していく方針です。
主な施策は以下のとおりです。
| 既に取り組んでいる施策 | 今後取り組む予定の施策 |
モチベーションマネジメント | ・就業規則や労務管理規程の見直し | ・従業員の自主性を促すような目標管理制度の導入 ・育児休暇の取得の促進 |
リソースマネジメント | ・次世代経営者育成に向けた研修制度の導入 ・中途採用の継続的な実施 | ・ジョブローテーション・社内公募制の導入 ・専門職の積極的な採用 ・外国人の正社員登用強化 |
また、多様性に富んだ人財の採用と組織体制が、多様化するお客様の価値観・ニーズを捉え、顧客付加価値の向上と企業価値の向上に資するとの認識から、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しております。多様な人財を採用し、従業員それぞれの多様な考え方や経験を活かすことで新しい価値の創出を目指します。
更に、女性管理職比率の向上、シニアの活躍推進、外国人管理職比率を向上することが、ダイバーシティ&インクルージョンの実現に繋がるという考えの下、多様性確保に向けた指標を設定するとともにその取り組みをすすめております。
なお、女性については、次世代法・女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(計画期間:2021年4月~2026年3月)において「管理職(課長級以上)に占める女性の割合を20%以上にする」「正社員の男女の平均勤続年数の差を8年から6年にする」目標を設定しております。
②指標及び実績
海外子会社については雇用環境が大きく異なることから、労働市場の条件を踏まえて指標の記載と連結ベースでの開示を検討してまいります。
指 標 | 2021年度 | 2022年度 | 目標 |
女性正社員比率 | 22.3% | 23.5% | - |
女性管理職比率 | 11.1% | 12.3% | 2025年までに20% |
女性店長人数(人) | 9 | 19 | - |
男女平均賃金の格差 (男性の賃金に対する女性の賃金割合) | 73.3% | 70.2% | 2025年までに 75% |
男性育児休暇取得率 | 12.5% | 37.5% | 毎年35%以上 |
外国人店長人数(人) | 2 | 8 | - |
フレンド社員(障害者)雇用率(注) | 2.3% | 2.3% | - |
65歳以上の社会保険適用従業員雇用数(人)(注) | 358 | 370 | - |
(注)非正規社員を含む
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