企業鳥居薬品東証プライム:4551】「医薬品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社は、親会社であるJTと医薬事業の研究開発に係る機能分担を行っており、新規化合物の研究開発機能はJTに集中しております。また、当社は、JTと連携して新規導入品の探索及び開発も実施しております。

 当事業年度の研究開発費の総額は3,490百万円です。

 なお、研究(共同)開発・導入活動の主な進捗及び成果につきましては、以下のとおりです。

(皮膚疾患領域)

尋常性ざ瘡治療薬「NAC-GED-0507」

・2023年1月、当社は、Nogra Pharma Limited(以下、「Nogra社」)と、Nogra社が開発を進めてきた「NAC-GED-0507」について、尋常性ざ瘡を対象とした日本国内における独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を締結しました。本契約の締結により、日本国内における「NAC-GED-0507」の開発及び上市後の販売・プロモーション活動については当社が独占的に行うこととなります。

外用JAK 阻害剤「コレクチム軟膏」(一般名:デルゴシチニブ、開発番号:JTE-052)

・2023年1月、JTと日本国内における共同開発及び販売に関する契約を締結した「コレクチム軟膏」につきまして、乳幼児アトピー性皮膚炎患者を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験の結果を反映し、添付文書を改訂しております。

アリル炭化水素受容体(AhR)モジュレーター「JTE-061」(一般名:tapinarof)

・2023年8月、JTと日本国内における共同開発及び販売に関する契約を締結した「JTE-061」につきまして、小児アトピー性皮膚炎患者(2歳以上12歳未満)を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験を開始しております。

・2023年9月、「JTE-061」につきまして、アトピー性皮膚炎(12歳以上)及び尋常性乾癬を適応症として、JTが日本国内における製造販売承認申請を実施しております。

皮膚疾患治療薬「TO-208」(Verrica Pharmaceuticals Inc. 開発番号:VP-102)

・2023年12月、Verrica Pharmaceuticals Inc.と日本国内における独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を締結した「TO-208」につきまして、伝染性軟属腫を適応症とした日本国内における第Ⅲ相臨床試験の速報結果を得ました。得られた速報結果では、有効性の主要評価項目について、プラセボに対する「TO-208」の優越性が確認されました。また、安全性について確認し、特に大きな問題は認められませんでした。今後、本試験と並行して実施中の他の臨床試験の成績等をもとに、日本国内における製造販売承認申請を目指します。

(アレルゲン領域)

イネ科花粉症アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)薬「GRAZAX」

・2023年12月、当社は、ALK-Abello A/S(以下、「ALK社」)とALK社が保有する、イネ科花粉を原因抗原とする花粉症を対象としたアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)薬「GRAZAX」について、日本国内における独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を締結しました。本契約の締結により、日本国内における「GRAZAX」の開発及び上市後の販売・プロモーション活動については当社が独占的に行うこととなります。

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