高見澤 【東証スタンダード:5283】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は71百万円であります。
セグメント別の主な研究開発の成果及び研究開発費は次のとおりであります。
(建設関連事業)
(1)護岸ブロック「ネクストーン1.0」の開発
近年、長野県では河川改修工事が増加し災害対応製品の需要が増えています。1割勾配の河川改修工事も多く、特に1割護岸ブロックの施工は非常に手間がかかります。また、建設市場において現場人手不足によりブロックを積む職人(ブロック工)が少なくなっており、護岸ブロックの現場の完成がブロック工次第で大きく左右され時間を要している状況です。本製品は自質的に1:1に傾斜した法面を容易に構築できるものです。従来製品より工期短縮ができるのが特徴となり、災害現場・早期復旧現場納入・現場での生産性向上等で市場の拡大を図っております。
(2)プレキャストボックスカルバート製品連結における接続工法「TSKJ工法」の導入
地震などが原因で起こる地盤の液状化による地盤流動により、不同沈下や浮き上がりが発生します。そのような動きにより、地中構造物の躯体や継手部からの浸水や内容物の外部への漏洩等が懸念されています。本接続工法(TSKJ工法)はレベル2地震動に対応、柔結合で完全止水、最大地盤歪み1.5%の可とう性にも対応します。
また、プレキャストと現場打ちとの接続も可能です。BOXカルバートをはじめ、三面水路、L型、逆T型水路など様々な製品にも流用できるため、さらなる市場拡大が見込めます。
当セグメントに係る研究開発費は71百万円であります。
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