美濃窯業 【東証スタンダード:5356】「ガラス・土石製品」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社グループは、2022年5月13日に公表しております中期経営計画において、サステナビリティに関する目標を8つ(以下、(2)戦略参照)掲げており、その進捗に関し経営企画部長が関係部門から取りまとめ、経営会議に報告した上で、重要度の高い目標に関しては、その進捗及び2024年3月期計画を2023年5月15日に公表しております。2024年3月期の進捗及び中期経営計画最終年度に当たる2025年3月期の計画についても、同様のプロセスを経て2024年5月の決算発表時に公表予定であります。
(2)戦略
当社グループは2022年5月13日に公表しております中期経営計画に記載のとおり、ありたい姿として、「高品質かつ地球環境に配慮した製品やサービスの開発に注力しデジタルを軸に経営を変革することで、特徴のあるセラミックス企業としての存在感を高め、持続的に成長可能な企業体質をつくり上げる」と定め、サステナビリティに関しての戦略及び目標に関し、以下の8つを掲げております。
以下施策を通じて当社グループ、お客さま及び社会のCO2排出量削減に貢献すると共に当社グループの各事業をサステナビリティ貢献型事業に発展させてまいります。
①環境・エネルギープラント向けの耐火物販売・エンジニアリング強化
②焼成設備向け水素バーナー等のCO2排出量削減及び省エネに資する設備の開発
③不焼成レンガ、ゲルボンドキャスタブル等カーボンニュートラルに資する耐火物の開発
④CCUS(二酸化炭素回収・貯蔵・有効利用)に関するノウハウ獲得・展開
⑤電化道路向け等への機能性セラミックス舗装材の拡販
⑥工場の主燃料を重油からLNGに転換し、バーナーの高効率化も推進
⑦可能な範囲で再生原料の製品へのリサイクル利用を促進
⑧原料リサイクル事業の推進
また、当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
・2021年10月より従来の外部派遣研修に加え、オンライン動画研修制度を制定し、役職毎に指定する研修を年3回受講している他、指定する3か月間は社員個人の志向に合わせた研修を自由に受講可能な環境を整備することで社員のスキルアップやリスキリングを促しております。加えて2023年3月期より社員一人当たり5,000円/年の教育予算を各部門に配賦し、外部講習、資格試験用テキストや考査費に活用してもらう等社員教育に積極的に投資を行っております。
・2022年10月より法定の育児休暇制度に加え、独自の育児奨励休暇制度(子供が一歳に達する日までで最大5日間の有給休暇を付与)を制定し、特に男性社員の子育て奨励を推進しております。制定後、現在に至るまで男性社員の育児休業取得率100%を達成しております。
(3)リスク管理
当社グループは、2023年3月期より、四半期に一度「リスクコンプライアンス委員会」を開催し、当社グループ内で発生した安全や品質に係る事例、法令改正、内部監査指摘事項を代表取締役社長以下取締役(監査等委員及び社外取締役を含む)、執行役員、部門長に共有することで各部門のリスク感度を高め、同種事案の再発防止や法令違反に繋がる行為の未然防止に努めております。その他、各部門や子会社で管理可能なリスクは、各組織が中心となって対応しております。
(4)指標及び目標
当社グループでは、上記(2)戦略において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いており、当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。特に女性の管理職比率及び女性正社員比率は低位となっており、人材の多様性確保のためにはそれぞれ2030年3月期までに10%、25%へと引き上げる目標を掲げます。
指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) | |
女性の管理職比率 | 2030年3月期までに10% | 2.7% | (2/74名) |
男性の育休取得率 | 常時100% | 100% | (3/3名) |
女性正社員比率 | 2030年3月期までに25% | 14.7% | (38/259名) |
(注)1 目標及び実績は全て提出会社のものであります。
2 上記の管理職は女性活躍推進法に定める範囲とは異なり、提出会社の規程に基づいております。
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