企業兼大株主福留ハム東証スタンダード:2291】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

 当社グループの経営方針は「お客様第一」を経営理念として、「安心・安全・美味しさ・お役立ち」を追求し、ハム・ソーセージ等の分野において、高付加価値の製品を提供し顧客のニーズに応えることにより、社会に貢献することを基本方針としております。この社会的使命の達成に向けて努力し続けるとともに、事業の効率化、営業力の強化、競争力の強化や、収益力改善の取り組みを通して、企業価値の向上に努め、お客様により大きな喜びと感動をご提供できるよう取り組んでまいります。

(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

新型コロナウイルス感染症の5類への引き下げにより、インバウンド需要の回復や個人消費の回復とともに経済活動が正常化し、景気は緩やかな回復の傾向が見られました。一方、急激な円安進行、ウクライナや中東における国際情勢の不安定化、エネルギー資源や原材料価格の高騰など、景気は引続き先行き不透明な状況で推移すると予想されます。

当業界におきましては、節約志向の高まり、同業他社との競争激化、原材料価格やエネルギーコスト等の高騰に加え、労働コストならびに物流コストの高騰は継続しており、極めて厳しい状況が続いております。

このような環境下において、消費マインドに与える影響を考慮し、お客様の生活様式の多様化にすばやく応えた商品展開や新商品の開発及び節約志向の高まりへの対応が求められています。

 このような環境のもと、当社グループは、「成長戦略構築」と「収益体質改善」を最重要課題として、以下の四点に取り組んでまいります。

Ⅰ.ハムソーセージ、デリカ商品の「競争力強化」

 食品メーカーとして消費者ニーズを把握するなか、新商品開発ならびに既存商品のブラッシュアップによる新たな価値創造と付加価値向上に努め、消費者から選ばれ続ける商品造りに取り組んでまいります。

Ⅱ.生産性向上と営業力強化による「生産量・販売量の拡大」

 重点商品施策を明確にするなか、製販連携による受発注システム構築と筋肉質な生産体制を構築し、生産性向上に取り組んでまいります。また、ブランド戦略、商品戦略・取引先戦略を明確にするなか、商談力強化と営業活動効率化により販売拡大に取り組んでまいります。併せて、業務用市場、ギフト市場、ネット市場等の新販路での販売量拡大に注力し、新たなビジネスモデル構築に取り組んでまいります。

Ⅲ.業務改革ならびにシステム化推進による「収益構造改革」

 業務改革ならびにシステム化を推進して、原材料の安定調達と仕入価格の低減による製造原価低減ならびに販売管理費削減を図り、全社経費の抑制に努め、収益構造改革に取り組んでまいります。

Ⅳ. 企業理念再構築と組織改編による「組織力強化」

 当事業年度におきまして、企業理念を再構築し全社員へ浸透を図り、セグメント別の組織体制を「加工カンパニー」と「エリアカンパニー」の二本柱に改編いたしました。仕入~生産~販売までを一気通貫で運営管理する体制に進化させたことにより、今まで以上に組織力強化と採算性向上に取り組んでまいります。

 こうした取り組みの実現を通し、真の筋肉質体制になり、企業価値の向上に努めるとともに、お客様により大きな喜びと感動をご提供してまいります。また、中長期的な企業価値の向上を目指し、「SDGs」にも取り組んでまいります。サステナビリティに対する取り組みの注目度の高まりにより、消費者の意識や行動も変化しつつあるなか、商品開発等そのものに「Environment」環境と「Social」社会の要素を取り入れ「Governance」企業統治を強化した「昴ESG」と称した取り組みの実施を日々の事業活動において展開することで、選ばれ続ける企業となるよう努めてまいります。

(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、事業の成長性と収益性を重視し、売上高及び営業利益を経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標としております。2025年3月期の連結売上高は260億円、連結営業利益は1億円の達成を目指しております。

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