東洋シヤッター 【東証スタンダード:5936】「金属製品」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
私たちは企業品質の向上を目指し、安全・安心・快適・感動を提供するとともに持続可能な社会づくりに貢献します。
[経営ビジョン]
(1)社会への貢献
「防ぐ」をキーワードに、ユーザーのいまと未来を守ります
(2)企業力を磨く
社会から常に必要とされる企業となるために、強靭な企業基盤を構築します
(3)変革への挑戦
あらゆることを一から見直し、「BEST」な企業品質を追求します
(4)人財の育成
熱意と誇りを持ち、お客さまに信頼される企業人を育成します
(2)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、中期経営計画『TOYO REBORN 3』の最終年度を迎えるにあたり、3年間の総仕上げとして全社一丸となって企業品質の向上に邁進するとともに、販売価格の維持向上や業務効率化の推進により、更なる収益力向上に取り組んでまいります。
[中期経営計画重点施策]
(1)販売価格水準の向上と生産効率の改善により、基幹事業の収益力向上を図る。
(2)シャッター・ドア・金物の専業メーカーとして、顧客からの高い信頼を勝ち取るべく、製品品質、施工品質など企業品質の更なる向上を図る。
(3)変化する社会ニーズに柔軟に対応しつつ、SDGsへの取り組みや、特長ある防火・防煙・防音・防水製品の安定供給により、広く社会に貢献する。
(4)フェーズフリーやカーボンニュートラルの考え方に沿った商品開発を行うとともに、新たな事業展開をも模索し、成長戦略に繋げる。
(5)旧来の考え方にとらわれず、業務効率化、合理化、DXなどのコーポレートトランスフォーメーションを徹底推進する。
(6)コーポレートガバナンス・コードの各原則を踏まえ、ガバナンスを更に強化するとともに、株主や従業員などステークホルダーの満足度向上に向け、積極的な情報発信を行う。
(7)人的資本の充実に向け、実務教育によるスキル向上と、未来を担う幹部候補の育成を図る。
(8)企業価値の向上のため、設備投資や配当について、積極的かつ最適なキャッシュフロー配分を行う。
(3)経営環境及び対処すべき課題
当連結会計年度におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化が一段と進む中、景気は足踏みも見られるものの総じて緩やかに回復を続けました。しかしながら、不安定な国際情勢の中、原材料価格やエネルギー価格の高騰、また物価の上昇等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当シャッター業界を取り巻く状況としましては、民間設備投資需要は持ち直しの動きがみられますが、大型物件における受注競争は依然激しく、鋼材を中心とした原材料価格も高止まりが続くなど、引き続き厳しい環境にあります。
今後の見通しにつきましては、景気は緩やかな回復が続くことが期待される一方、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクや、物価上昇、金融資本市場の変動などが懸念され、依然として先行き不透明な状況が続くものと見込まれます。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、売上高、営業利益を経営上の重要な指標と考えております。また、収益性の判断指標として売上総利益率、営業利益率、財務上の安定性の判断指標として自己資本比率を重要な指標と考えております。
当連結会計年度においては、売上高は21,487,506千円(前年同期は20,687,949千円)、営業利益は1,480,614千円(前年同期は865,072千円)となり、売上総利益率は28.0%(前年同期比3.7ポイント上昇)、営業利益率は6.9%(前年同期比2.7ポイント上昇)、自己資本比率は44.2%(前年同期比1.7ポイント上昇)となりました。当社グループは企業価値の向上を目指し、引き続き当該指標の向上に努めてまいります。
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