企業兼大株主昭和産業東証プライム:2004】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの研究開発は、基盤事業の持続的成長、事業領域の拡大に貢献するため、新製品開発や新たな分野への挑戦に繋がる創造的な新技術の開発に注力しております。また、生産技術力向上、食品の安全・安心を確保する技術の確立に取り組んでいます。
 RD&Eセンターを主な研究開発拠点として、お客様とのコミュニケーションを通じてとらえたニーズや研究開発者が洞察する潜在ニーズを起点とした「マーケットイン」と、当社グループの技術力や開発力を起点とした「プロダクトアウト」の融合により、当社グループだからこそできる高付加価値な商品とサービスの提供に努めております。さらに、研究開発力、事業化推進力などの強化を図るため、大学や公的研究機関との連携のほか、他業種との交流を行っております。

 セグメントごとの研究開発活動は以下のとおりであります。

<食品事業>

 小麦粉やプレミックス製品、油脂製品、糖質製品への新たな機能の付与や最適な利用方法の研究と提案を行い、当社グループのシナジー効果を生かすことに努めております。

 製粉カテゴリについては製粉工程の効率化や小麦粉品質の安定化など製粉技術の向上に関する研究のほか、パン・菓子用や麺類用の小麦粉、パン・菓子、揚げ物などのプレミックス、パスタ、冷凍パン生地などの各種製品開発を行っております。それら業務用製品は、各顧客のニーズに応じた改良を行い、食品加工メーカーや外食チェーン、コンビニエンスストアなどに供給しております。ふんわりしっとりして崩壊感のある食感に仕上がる菓子用小麦粉『C blanc+』と国産小麦を使用した口溶けの良い菓子用小麦粉『月下美人』、揚げ物のボリューム感が出るプレミックス『フライの匠』、弾力があり黄色味が強い色調のパスタ『VIA LATTEA』などを開発し、顧客提案をすすめました。また、家庭用として、2023年9月に好きな量だけ使え、保存しやすいチャック付き袋を採用した『昭和謹製お好み焼粉』と『昭和謹製たこ焼粉』を商品化し、2024年3月に魔法シリーズのお好み焼粉、たこ焼粉、天ぷら粉のリニューアルと同時に、『きれいに焼ける魔法のホットケーキミックス』を開発し、商品化しました。

 製油カテゴリについては油脂や大豆たん白製品の製造技術向上に関する研究や、様々な用途に合わせた機能で差別化した油脂製品や、顧客ニーズに応じた大豆たん白製品の開発、改良を行いました。それら業務用製品は、食品加工メーカーや外食チェーン、スーパーのバックヤードなどに供給しております。ボーソー油脂㈱及び辻製油㈱との連携強化によってこめ油とコーン油の知見が広がり、それら油種を使った油脂製品の開発や、糖類の提案を通じて得た顧客ニーズである飲料のコク付与を油脂で実現する提案など、新たな用途開発や提案を強化しております。また、家庭用として、2024年3月には自社製造の大豆たん白を使用したパスタソースシリーズ第3弾の『たっぷり大豆ミートのアラビアータソース』を開発し、商品化しました。

 糖質カテゴリについてはトウモロコシからコーンスターチ・糖化製品を製造する工程の最適化研究や、加工でん粉、オリゴ糖など食品加工特性に特徴がある糖質の研究開発を行っており、食品分野以外での利用について用途開発を行っております。また、グループ会社のサンエイ糖化㈱製の骨密度維持機能を有する『マルトビオン酸含有水飴』とのシナジーにより、機能性の高い用途開発も進めており、各種飲料、菓子、乳製品など幅広い用途で、お客様のニーズに合わせた提案を多数行いました。

 なお、食品事業に係る研究開発費の金額は1,683百万円であります。

<飼料事業>

 鶏用飼料、豚用飼料における機能素材の給与効果や、加工特性や風味に優れた特殊卵に関する研究開発、加工卵の製造方法に関する検討を行いました。また、当社グループの製造副産物及びユーザーの食品廃棄物などを、飼料や畜産の堆肥促進剤に有効活用する研究を進めております。
 なお、飼料事業に係る研究開発費の金額は各セグメントに含まれない基礎的研究開発費の金額に含まれております。

(注) 基礎的研究開発費の金額1,031百万円についてはセグメント分類上全社費用として取り扱っております。

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