企業兼大株主昭和パックス東証スタンダード:3954】「パルプ・紙 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。

 当連結会計年度における研究開発費は222,632千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。

[重包装袋]

 生産性面では、126期に亀山工場に導入したBAX生産設備をベースに、更なる生産性向上、品質向上を目指す機能を追加した生産設備の導入準備を進めており、東京工場に129期中に2ライン導入予定です。

 また126期に東京工場に導入したピンチバッグ生産設備をベースにした生産設備を防府工場に130期に導入し、合わせて既設生産設備での生産型体の見直し、変更も行うことで、より効率的な生産体制の構築を図れるよう準備を進めております。

 品質面では、127期にはAIを使用した画像検査装置を2ラインで運用開始しており、更なる検査精度の向上を図るとともに、他生産設備でも画像検査装置の検討を進めております。

 環境配慮型製品の開発ではプラスチック使用量削減を図れる資材の開発に取り組んでいます。

[フィルム製品]

 防錆フィルムにおいて、様々な規格の新規受注に対応し、順調に販売数量を伸ばすことができました。マスキング用フィルムは、製造条件を見直し、品質向上及び製造ロス削減に向けて取り組みました。

 農業ハウス用フィルムは、地域ごとのニーズに合わせた製品を提供できるよう品質改良を進めております。

 また、カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向けて、バイオマス素材を配合したフィルムの開発を進めております。

[コンテナー]

 20フィート粉粒体輸送用コンテナー内袋バルコンにおける排出性向上治具「エアーバッグ」の特許が登録されました。従来のエアーバッグは、1回使用後、廃棄されていましたが、開発品は繰り返し使用できるよう設計しました。

 1,000ℓ用液体輸送用コンテナー内袋エスキューブは、従来とは排出方法の異なるタイプを新たにラインナップとして追加しました。多様な顧客ニーズに応えられるよう、研究開発を進めております。

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