日本動物高度医療センター 【東証グロース:6039】「サービス業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) ガバナンス
当社グループは、あらゆる外部環境の変化によるリスク及び機会を把握し、特に経営に影響を及ぼす課題を基に、取締役会において、当社グループが取り組むべきマテリアリティ(重要課題)の特定及び解決に向けた施策の方向性を決定しております。このマテリアリティに対する取組を事業部門と連携するため、代表取締役社長及び各事業部門の責任者は、年に1回、事業部門と連携して目標設定や計画に対する進捗状況のモニタリング、実施内容の評価を行います。この内容は、取締役会に報告されることで、取締役会の監督が適切に図られるような体制としております。
(2) 戦略
当社グループは、「動物医療の「できない」をなくし、動物とともに生きる人の希望になる」というコーポレートアイデンティティに基づき、以下に掲げる項目を重点方針とし、実効性のある取り組みを推進してまいります。
・社会・地域への貢献
国内、海外の学会、講演会、ワークグループへ研究成果の発表を行い、獣医師及び学生の研修や見学の積極的な受け入れ等の教育活動を通し獣医療業界の発展の推進力となってまいります。
また災害時の一時避難場所提供等、活動地域での社会貢献にも取り組んでおります。
・生物多様性の保全
当社の専門性を活かして、環境省、大学、研究施設、団体等と連携し、希少種の保全施策に取り組んでおります。具体的には絶滅危惧IA類であるツシマヤマネコ、希少な日本在来馬である木曽馬に当社グループの開発製品を利用した行動調査の効率化・繁殖行動の定量的測定・同定生殖生態研究が進められております。
・環境配慮・脱炭素社会への取組
当社グループの事業で使用している紙の使用量の削減を行っております。また、24時間365日稼働している医療機器、事業所等の電気使用量の削減のため、省電力製品の選択、切り替えを行っております。
・人材活躍の推進及び労働環境の整備
日々技術が進歩している動物医療業界におきましては、継続的な知識のアップデートが必要であります。学会やオンラインセミナー等への参加の促進や、2023年に第1回の国家試験が実施された愛玩動物看護師資格の取得推進等、当社グループの成長を支える従業員の教育や、生涯学習の活性化などの様々なキャリア開発をサポートしております。
当社グループでは基本的人権を保護し、人種、国籍、性別、宗教、信条、出生、年齢、心身の障がい、性的指向、その他の法的要件による差別やハラスメントを行わず、従業員の自主性と創造性を最大限に発揮できる機会の拡大、従業員が最大限に能力を発揮できる職場環境の整備をしてまいります。
また少子化が深刻な社会問題となっている中、当社においては女性、男性ともに育児休業取得率が100%、女性の育児休業後の復職率も100%となっております。今後も出産・育児支援を充実させてまいります。
女性管理職比率、男性の育児休業取得率においては厚生労働省による令和3年度雇用均等基本調査結果における全国の企業の平均を上回っております。また労働者の男女の賃金の差異につきましては、職種、勤続年数、役職等が同じ男女労働者間での差異はありません。具体的な数値につきましては「第1企業の概況 5従業員の状況」に記載しております。
(3) リスク管理
当社グループでは、事業部門別にリスクの識別と評価を行っており、それらは内部監査部門において監査され、監査等委員会及び取締役会に報告されております。事業活動に関する一般的なリスク及び当社グループ特有のリスクなどを把握し、継続的にモニタリングできる体制を構築しております。
詳細については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
(4) 指標及び目標
環境配慮・脱炭素社会への取組
| 目標値(2030年度) | 実績(当連結会計年度) |
紙の使用量削減 | 30%削減 | - |
電気使用量の削減 (施設内電球のLED化) | 100% | 25% |
人材活躍の推進及び労働環境の整備
| 目標値(2025年度) | 実績(当連結会計年度) |
女性管理職割合 | 35% | 28.1% |
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