守谷輸送機工業 【東証スタンダード:6226】「機械」 へ投稿
企業概要
(1) 研究開発方針等
当社では、技術本部開発部において、主に顧客ニーズや法令改正等への対応、コストダウン等を目的とした技術・性能や製品の開発、既存製品の改良等の開発業務を行っております。「技術的裏付けのある製品作り」と「コストダウンに寄与する製品の開発」を活動の基本方針としており、全社活動方針である「特色ある製品や仕組み、サービスの創造」や「安定した製品品質の確保と故障の削減」等に資する成果を挙げられるよう開発業務を推進しております。
(2) 大学との共同研究
当社は、国立大学法人滋賀大学との間で、データサイエンスと経済経営分野の研究及び人材育成における包括的連携に関する協定を締結しております。同大学との連携・協力を通じてDXを推進するとともに、製品やサービス、ビジネスモデルを変革し、当社事業の持続的な拡大を図りたいと考えております。
今後、同大学と共同して、データ基盤の構築とデータサイエンス・AI手法による生産プロセスの最適化や保守・修理業務における新たなサービス展開等に関する研究を行っていく方針であります。
(3) 研究開発のテーマ
当事業年度における開発業務の主なテーマは、以下のとおりであります。(2023年4月1日から2024年3月31日)
開発テーマ | 内 容 |
主要構成部品の安定供給体制の確立 | エレベーターの主要構成部品が安定調達できるように、製品の機能及び性能について、技術的な裏付けとなる評価・確認を実施し、調達の選択肢を増やす取り組みを推進しています。 |
エレベーター安全装置の自社設計化 | 複数の構成部品について、従来品との互換性を考慮した、自社製品の設計・開発作業を進めています。 |
船舶用エレベーター 防火戸の開発 | 開発が完了。生産を開始し、市場に投入しています。 |
非接触押しボタン対応操作盤の開発 | 押しボタンに指を近づけるとボタンに触れずに登録ができる操作盤の設計・開発作業が完了しました。 |
新規部品の開発によるコスト削減 | ドア機構の改善、自社設計化によるコスト削減を進めています。 |
なお、当事業年度における開発活動に要した費用は、研究開発費及び開発部門人件費の合計71,440千円であります。
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