大石産業 【東証スタンダード:3943】「パルプ・紙」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ
当社グループは、企業理念として「働きがいのある豊かな生活を実現する」「社会と地域に有用な存在となる」「地球環境の保全に貢献する」を掲げ、働きやすい職場環境の確保、当社事業の地域社会および地球環境への貢献を目指しております。そのため、SDGs(持続可能な開発目標)で示される課題解決や、ESG経営に積極的に取り組んでおります。
①緩衝機能材事業における取り組み
・脱プラスチック社会に向けたパルプモウルド製品需要の創造
・顧客や地域社会との協働による資源ゴミの再資源化
・地域や近隣企業との連携によるオフィス古紙の回収
・移動式リサイクル工場による古紙再利用の啓蒙活動
②包装機能材事業における取り組み
・リサイクル樹脂やバイオマス樹脂等の再生可能な原料を使用したフィルム製品の開発
・モノマテリアル化によりリサイクルが容易な機能性多層フィルム製品の開発
・脱プラ、ゴミレスに繋がる紙袋製品の開発
・製品規格変更による包装の減量化
③ガバナンス
当社では、上記事業別の取り組みを始め、脱炭素中長期計画の進捗を、経営会議、環境委員会等において報告を行っております。
④リスク管理
当社では、上記進捗状況に加え、社会的な要請の変化や法規制等の情報を収集し、評価、リスク管理を行っております。
(2)気候変動
当社では、2050年のカーボンニュートラル実現を目指して、脱炭素中長期計画を進めております。
①戦略
主な取り組みは以下のとおりであります。
・太陽光発電の工場屋根への設置、再生可能エネルギーの導入
・更なる省エネ活動の推進
・LPGからLNGへの使用燃料の転換
・省資源、省電力を目指したペーパーレス化
・3Rプラス1活動(Reduce、Reuse、Recycle+Renewable)の推進
また、以下の取り組みについて検討しております。
・保有車両のEV化
・J-クレジットの購入
・グリーン電力等の購入
②指標及び目標
当社グループでは、上記において記載した取り組みについて、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
CO2排出量削減率(2013年度比) (注) | 2030年度までに-46% | -18% |
(注)提出会社のみ
(3)人的資本
当社は包装資材の総合メーカーとして、「常に新しく価値ある商品・サービスを提供する」ことを企業理念の一つに挙げており、それを実現することにより企業価値の向上が達成できるものと考えております。この「常に新しく価値ある商品・サービス」の提供においては、多様な人材が集い、社員一人ひとりが持つ能力を最大限に引き出し、活かすことが必要不可欠であるため、当社は社員一人ひとりが働きやすい環境と風土づくりを推進しております。
①戦略
当社では、人材戦略として、ダイバーシティの推進、優秀な人材確保と育成、各階層の教育の充実、人事制度のさらなる充実、福利厚生の充実を掲げております。社員のより豊かな生活の実現のため、社員にとって働きがいのある職場環境を整備し、社員と共に会社の発展を目指してまいります。
当社では、社員のより豊かな生活の実現のため、また、若手・シニア社員など多様な人材が活躍するために、2021年4月に給与水準の見直しや評価制度の充実など、人事制度改革を行いました。今後も、人事制度・福利厚生制度のさらなる見直しを実施いたします。
当社の教育制度としては、階層別・職務別の教育体系図を構築の上、教育研修を行っております。2023年度につきましては、新任管理職研修、実践型提案営業・新任営業研修、若手・新人フォローアップ研修、決算・与信勉強会や製造現場向け勉強会などを実施し、優秀な人材の育成を図ってまいります。
②指標及び目標
当社グループでは、上記において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
管理職に占める女性労働者の割合 (注) | 2033年3月までに10.0% | 3.1% |
(注)提出会社のみ
- 検索
- 業種別業績ランキング