大分銀行 【東証プライム:8392】「銀行業」 へ投稿
企業概要
当行グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。
これまで当行は経営理念「地域社会の繁栄に貢献するため銀行業務を通じ最善をつくす」のもと、CSRへの取組みやSDGs達成に向けた地域課題解決への取組みを実践してきました。また2021年4月には「地域の持続可能性を高める価値創造カンパニー」を長期ビジョンとして掲げ、地域と当行のサステナビリティを高める取組みを実践しています。
そのようななか、気候変動や人権問題をはじめとする環境・社会課題への対応の重要性はさらに高まっており、これらサステナビリティを巡る課題への取組みは重要な経営課題であるとの認識のもと、以下のとおりサステナビリティに関する基本方針を定め推進態勢を整備することで、より高いレベルでのサステナビリティ経営の実践をめざします。
<サステナビリティ基本方針>
大分銀行グループは、サステナビリティを巡る課題への対応を重要な経営課題として認識し、解決に向けて積極的に取り組むことで、持続可能な社会の実現と持続的な企業価値の向上をめざしてまいります。またサステナビリティに関する取組みについて情報開示や対話を行い、各ステークホルダーとの信頼関係の構築に努めます。
(1) サステナビリティ共通
①ガバナンス
イ.当行は、気候変動を含むサステナビリティに関する課題への取組みを推進するため、取締役会においてサステナビリティ委員会及びサステナビリティ基本方針を制定しております。
ロ.取締役会議長を委員長とするサステナビリティ委員会における提言をもとに、サステナビリティワーキンググループをはじめとする各執行部門において全行横断的な協議を行い、取締役会へ報告・付議を行う態勢としています。なお2022年度については、サステナビリティ委員会を2回開催し、それぞれ「マテリアリティ特定」に関する提言、及び「気候変動への対応」に関する取組み状況の報告と提言に関する議論を行っています。
ハ.特に「気候変動」「人的資本・多様性」に関しては、当行の長期ビジョン「地域の持続可能性を高める価値創造カンパニー」実現のために優先すべき重要な課題である「マテリアリティ」の項目として、「気候変動への対応」「従業員エンゲージメントの向上」「多様性の尊重」を特定のうえ、取組みを行っています。
<サステナビリティに関するガバナンス体制>
(2) 気候変動
①戦略
イ.リスク・機会
(イ) 当行は、気候変動に関連して、以下の「リスク」と「機会」を認識しています。なお「リスク」については、顕在化の時期及び事業への影響度を考慮のうえ、「特に重要なリスク」として認識したものです。
リスク・機会の種類 | |||
リスク | 移行リスク | 信用リスク | 脱炭素に関する諸規制の変化(税制の変更・法規制や取引先からの要請強化・業界における技術開発の変化等)による融資先の事業活動や財務への影響 |
評判リスク | 環境に悪影響を及ぼす事業者やプロジェクトに対する投融資等による当行の評判の悪化 | ||
物理的リスク | 信用リスク | 自然災害が及ぼす融資先の資産への直接的な損害による、融資先の事業活動や財務への影響、及び当行担保不動産への影響 | |
オペレーショナルリスク | 自然災害や海面上昇が及ぼす当行資産への直接的な損害による復旧コストの発生 | ||
機会 | 資源の効率性 | 省資源化(ペーパーレス等)の推進や再生可能エネルギー活用による生産性向上及びコスト削減 | |
製品・サービス | 当行取引先の脱炭素関連の事業や設備投資に関する資金需要の増加 | ||
気候変動や自然災害に対する顧客の意識・行動変化に伴う、環境関連商品・サービスや保険商品の需要増加 | |||
評判 | 気候関連問題への適切な対応や積極的な開示による各ステークホルダーからの評価の向上 |
ロ.シナリオ分析
(イ) 当行においては気候変動がもたらす将来の与信関係費用の増加額を試算するため、「物理的リスク」に関するシナリオ分析を以下のとおり実施しております。
(ロ) 今後もシナリオ分析の高度化により、気候変動関連リスクが当行の財務に与える影響の把握に努めてまいります。
物理的リスク | |
シナリオ | IPCCの第5次報告書におけるRCP8.5シナリオ(4℃シナリオ) |
分析対象 | 大分県内の事業性取引先 |
分析手法 | ①財務悪化の影響 ・河川洪水による取引先の事業停滞が財務に与える影響をハザードマップ分析をもとに 推計し、その結果から与信関係費用の増加額を試算 ②担保毀損の影響 ・当行不動産担保物件(建物)の河川洪水被害による担保毀損額をハザードマップ分析を もとに推計し、その結果から与信関係費用の増加額を試算 |
分析結果 | 2050年までに追加で発生する与信関係費用 最大42億円 (うち財務悪化:38億円、担保毀損:4億円) |
②リスク管理
イ. 当行は、気候変動に関するリスクが当行の事業運営や財務内容等に影響を及ぼすことを認識しており、統合的リスク管理態勢の枠組み(※)において、シナリオ分析等の実施により識別・評価をしています。今後もシナリオ分析の対象範囲の拡大及び高度化に取り組んでまいります。
※当行では「統合的リスク管理」の定義を、当行の直面するリスクに関して、それぞれのリスクカテゴリー毎(信用リスク、市場リスク、オペレーショナル・リスク等)に評価したリスクを総体的に捉え、当行の経営体力(自己資本)と比較・対照することによって、自己管理型のリスク管理を行うこととしています。
ロ. 気候変動に影響を与えるセクターへの投融資に関しては、「環境・社会に配慮した投融資方針」に則り適切に判断を行っています。
<環境・社会に配慮した投融資方針>
大分銀行グループは、国連の定めた持続可能な開発目標の趣旨等を踏まえ、地域経済を支える金融機関として環境・社会課題の解決に向けて積極的に取り組みます。投融資においては以下のとおり分野ごとの方針を明確にし、適切に対応いたします。 1. 積極的に取り組む分野 (1) 再生可能エネルギー、脱炭素社会の実現、生物多様性保全等、環境問題の解決に資する事業 (2) 持続可能な社会づくりに資する事業 2. 取組みを原則行わない分野 (1) 核兵器やクラスター弾など非人道的な兵器の開発・製造を行う事業 (2) 人権侵害や違法伐採が認識されるパーム油農園開発事業 (3) 新設の石炭火力発電事業 ただし、例外的に取組みを検討していく場合は、国のエネルギー政策等を参考に個別案件ごとの背景や特性を勘案し、慎重に対応します。 |
③指標と目標
イ.指標
(イ) CO2排出量(SCOPE1・2)の実績推移については、以下のとおりです。なお今後、SCOPE3についても実績の把握に向けて取り組んでまいります。
<CO2排出量推移> | (単位:t-CO2) |
| 2013年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
SCOPE1(ガソリン、LPG、都市ガス) | 1,121 | 819 | 809 | 790 | 799 |
SCOPE2(電気) | 8,960 | 5,087 | 5,125 | 3,724 | 3,671 |
合計 | 10,081 | 5,906 | 5,934 | 4,514 | 4,470 |
削減率 | ― | 41.4% | 41.1% | 55.2% | 55.7% |
※CO2排出量の算定について
ガソリンにかかる排出量:車両燃料費及び大分県ガソリン単価により算出
その他SCOPE1・2にかかる排出量:「省エネ法定期報告書」における排出量を採用
ロ.目標
SDGs投融資について
当行では、SDGsの趣旨等を踏まえた「環境・社会に配慮した投融資方針」に基づき、地域経済を支える金融機関として行う環境・社会課題の解決に資する投融資を「SDGs投融資」としています。そのうち以下に該当するものを「環境関連」投融資として集計を行っています。
環境関連:再生可能エネルギー、脱炭素社会の実現、生物多様性等、環境問題の解決に資する事業への投融資
(3) 人的資本
①戦略
当行においては、2008年3月に「従業員は銀行の重要な財産である」との経営姿勢を明確にし、人を育てる企業風土及び自ら学び自己実現を促す組織風土の構築を目指し、「人財育成基本計画」を策定しております。2011年10月からは従業員は「財(たから)」であるという企業風土のもと、人事部を人財開発部へ変更しております。
中長期的な企業価値の向上に向けた人財育成方針及び社内環境整備方針として、「自律的な人財を育てる基盤の構築」及び「スキルが多様な人財が活躍する体制の強化」を実現するために、当行においては、2019年9月に3つの柱(「自律的な人財を育てる基盤の構築」・「経営戦略・営業戦略との連携」・「ワークライフバランスとイノベーションの実現」)から構成される「人財戦略グランドデザイン」を定めております。具体的には、「セルフキャリアドック」の導入と「キャリア開発プログラム(CDP)」の取組みによって得られる従業員情報を「タレントマネジメントシステム」の導入により集積・分析し、経営戦略や営業戦略で目指す姿を支える人財を計画的に育成するとともに人財の量的質的把握を高度化し、「最適な人財ポートフォリオ」・「適材適所の人財配置」・「計画的な人財育成」の実現に取り組んでおります。これらの取組みにより、「生産性向上」・「働き方改革」・「ダイバーシティ」を連動させた社内環境整備にも取り組んでおります。
イ.「自律的な人財を育てる基盤の構築」・「経営戦略・営業戦略との連携」について
(イ)「セルフキャリアドック」の導入
㋑行員全員を対象とした「キャリア研修」・「キャリア面談」・「1on1ミーティング」等の施策を通じて、体系的かつ継続的に行員のキャリア形成、促進を支援し「キャリア自律の実現」に取り組んでいます。
㋺キャリアビジョンを考える上で、求められること(Must)と自身がありたい姿(Will)の適合する部分を見出し、その上で自身ができること(Can)を計画的に能力開発していくプロセスを組織として支援する仕組みとして「セルフキャリアドック」を導入しております。
(ロ)「キャリア開発プログラム(CDP)」の取組み
㋑組織が経営戦略を実現するうえで必要な専門性や能力等を定義し、行員が目指すべきキャリアビジョンやキャリアパスを結び付け、行員一人ひとりに合った能力開発の支援に取り組んでいます。
㋺新入行員から管理職までの一貫した育成体系として3つの領域(ファンダメンタル・プロフェッショナル・マネジメント)にセグメントし、各行員が目指したい専門領域の職務へのチャレンジのため、自律的に能力開発を行うことを目指しています。
㋩特に女性人財に関しては、特定の業務に偏ることによるキャリア形成への心理的な障壁の解消が課題の一つであると考えており、この課題に対してもCDPの取組みは有効であると考えています。すなわち、キャリア開発に必要な基礎的能力(知識・スキル・経験)を営業店ジョブローテーションにより一通り習得する領域(ファンダメンタル)、その後目指す分野における専門的能力を高める領域(プロフェッショナル)、管理職・役職者層を中心としたマネジメント能力の向上を図る領域(マネジメント)の各CDP領域において、必要な能力開発に取り組む仕組みとしており、行員が自律的に多様なキャリア形成を目指すことを支援するものです。これらの取組みにより、女性人財の能力向上、女性管理職の増加に取り組んでおります。
(ハ)タレントマネジメントシステムの導入
㋑「人財戦略グランドデザイン」における「経営戦略に応じた人員計画」や「計画的な人財育成」等を実現するため、人財データを一元管理・分析し、戦略的な人財育成や配置をサポートするシステムである「タレントマネジメントシステム」を導入しております。
㋺同システムは当行CDPにも対応した「キャリア形成支援機能」を搭載しており、ベンダーとの共同開発・機能強化に取り組んでおります。
ロ.「ワークライフバランスとイノベーションの実現」について
(イ)「生産性向上」・「働き方改革」・「ダイバーシティ」を連動させる仕組みづくり
㋑営業店事務の本部集中やペーパーレス推進等の各種業務効率化策による「生産性向上」への取組みや、モバイルツール(タブレット端末・業務用スマートフォン)活用やテレワーク浸透等による「働き方改革」に係る諸施策にて、労働時間の削減やモチベーション向上につなげる仕組みづくりを進めております。
㋺また、転居を伴う異動のないコースでの昇進範囲の拡大や夫婦帯同制度の新設、育児休業制度の充実等、多様な人財が能力を発揮できるような取組みも継続的に強化しております。
②指標と目標
独自性 目標 | 指標 | 目標 | 2022年度実績 |
従業員エンゲージメント | 継続して 85%以上を維持 | 84.2% | |
キャリア開発支援に関する従業員満足度 | 2023年度 80% | 77.4% | |
プロフェッショナルカテゴリー(法人「融資・事業性評価」)の レベル2以上の総合1級~5級の行員数 | 2023年度 269名 | 226名 | |
1on1ミーティング実施回数 | 2023年度 12,290回 | 12,782回 |
比較 可能性 指標 | 指標 | 目標 | 2022年度実績 |
3年目以内の離職率 | 2023年度 10%以内 | 10.8% | |
男女間の平均継続勤務年数の差異 | 90%以上 | 84.1% | |
月平均時間外労働時間 | 2023年度 11時間以内 | 11時間43分 |
<独自性指標>
イ.『従業員エンゲージメント』
(イ) 従業員は「財(たから)」であるという企業風土のもと、人財戦略グランドデザインをはじめとする各種施策を通じ従業員エンゲージメント向上を図っております。今後も各種施策を通じ継続して従業員エンゲージメントの向上を目指すことから、「従業員エンゲージメント」を指標として、85%以上維持を目標として取り組んで参ります。
(ロ) 「従業員エンゲージメント」につきましては、年1回従業員意識調査の中で実施しており(設問内容:当行の従業員であることを誇りに思う⇒回答:①そう思う、②まあそう思う、③あまりそう思わない、④そう思わない、のうち①②の肯定的な回答割合)、2022年度実績については84.2%でありました。
ロ.『キャリア開発支援に関する従業員満足度』
(イ) 「キャリア研修」・「キャリア面談」・「1on1ミーティング」により、キャリア形成・促進を支援し「キャリア自律の実現」に取り組んでおります。今後もこれらの取組みを通じて、行員が明確な夢や目標を持てるよう支援を行うことから、「キャリア開発支援に関する従業員満足度」を指標として、2023年度は80%を目標として取り組んで参ります。
(ロ) 「キャリア開発支援に関する従業員満足度」につきましては、年1回従業員意識調査の中で実施しており(設問内容:当行のキャリア開発支援について満足していますか⇒回答:①満足している、②まあ満足している、③あまり満足していない、④満足していない、のうち①②の肯定的な回答割合)、2022年度実績については77.4%でありました。
ハ.『プロフェッショナルカテゴリー(法人「融資・事業性評価」)のレベル2以上の総合1級~5級の行員数』
(イ) 新入行員から管理職までの一貫した育成体系を構築し、経営戦略・営業戦略等を実現する上で必要な専門性や能力等を定義することで行員一人ひとりの保有能力の見える化(レベル判定)に取り組んでおります。行員が目指したい営業店リレーションシップマネジャー(以下RM)(法人・個人営業)や専門領域の職務に対して、企業内大学や実践的な育成プログラムを構築し自律的な能力開発を促すことにより、法人・個人・専門の各領域で一定レベル以上の人員数確保を目指しております。
(ロ) 「キャリア開発プログラム(CDP)」において、専門性を高めるためプロフェッショナルカテゴリー(営業店RMと本部プロフェッショナルカテゴリー)を設定しており、営業店RMは法人・個人領域、本部プロフェッショナルカテゴリーは本部専門領域を対象としております。
(ハ) 営業店RMのうち、特に法人営業(融資・事業性評価)分野については、多様な資金ニーズへの対応、地域・産業・企業への貢献、コンサルティング機能等の発揮の観点より、優先して取り組む必要があると判断していることから、「プロフェッショナルカテゴリー(法人<融資・事業性評価>)のレベル2以上の総合1級~5級の行員数」を指標として、2023年度は269名(当行の営業店得意先係の基準人員数)を目標として取り組んで参ります。なお、2022年度実績につきましては、目標260名(当行の営業店得意先係の基準人員数)に対し226名でありました。
(ニ) レベル判定につきましては、知識・スキル・経験を問う設問によりレベル0~4の5段階で評価しております。レベル0~1は育成ステージ、レベル2以上は推進ステージとし、レベル2は「一通りの専門性を備えた人財」と定義しております。総合1級~5級の行員につきましては、実務を担う行員層(管理職等除く)となります。
ニ.『1on1ミーティング実施回数』
(イ) 対象者(行員<管理職等除く>)に対して毎月1回以上の1on1ミーティングを実施することにより、「キャリアビジョン(ありたい姿)」実現に向けて行員一人ひとりが自律的な自己成長に取り組む風土を醸成しております。
(ロ) 2023年度の目標につきましては、実施回数12,290回として取り組んで参ります。
(ハ) 対象者につきましては期中の退職・昇進・育児休業等により変動することから、目標については2023年4月1日現在の対象者数1,138名×12回×90%=12,290回としております。なお2022年度につきましては2022年4月1日現在の対象者数1,224名、実施回数12,782回でありました。
<比較可能性指標>
イ.『3年目以内の離職率』
(イ) 「セルフキャリアドック」「キャリア開発プログラム(CDP)」等を通じ、従業員エンゲージメント向上を図り、若手行員の離職防止に取り組んでおります。新入行員から3年目までを対象とした「ファンダメンタルCDP」により、基礎知識・基礎スキルを習得するとともにジョブローテーションを行いながら必要な業務経験を一通り積むことで、基礎となる能力(知識・スキル・経験)を習得させております。
(ロ) 「セルフキャリアドック」の取組みを充実させ、行員の「Will(ありたい姿・やりたいこと)」を育むと同時に、「キャリア開発プログラム(CDP)」の取組みを通じて行員の「Can(できること)」を増やしております。「できること」が増えれば自信となり、周囲の信頼を得ることができるようになります。仕事の中に「やりたいこと」が見つけられたり、「やりたいこと」を仕事にできれば、もっとやりたいと感じることになり、「Must(求められること)」が「できて」、「やりたいこと」であれば「やりがい」や「働きがい」を感じることから、これらの取組みを通じて離職防止を図って参ります。
(ハ) 2022年度の3年目以内の離職率につきましては10.8%であったことから、2023年度につきましては10%以内を目標として取組んで参ります。
ロ.『男女間の平均継続勤務年数の差異』
(イ) 転居を伴う異動のないコースでの昇進範囲の拡大(人事制度において転居を伴う異動の有無によりコース設定を行っている)や夫婦帯同制度を新設する等、主体的なコース選択を促すことにより平均継続勤務年数の伸長を図っております。
(ロ) 女性人財に関しては、特定の業務に偏ることによるキャリア形成への心理的な障壁解消のため、「セルフキャリアドック」「キャリア開発プログラム(CDP)」等を実施することにより、平均継続勤務年数の伸長に取組んでおります。
(ハ) これらの取組みにより、男女間の平均継続勤務年数の差異について、90%以上を目標として取り組んで参ります。なお、2022年度実績につきましては、84.1%(前年度対比+3.3%)でありました。
ハ.『月平均時間外労働時間』
(イ) ワーク(仕事)とライフ(生活)のバランスをとることにより個人の生活を充実させ、仕事においても活力を生み出すことで収益拡大等の生産性向上に取り組んでおります。
(ロ) ワークライフバランスの充実を図るためには、長時間労働の見直しや業務効率の改善が必要となります。行員の時間外労働時間を削減することができればプライベートを充実させやすくなり、結果としてモチベーション向上や仕事と家庭の両立が期待できることから、行員一人当たりの月平均時間外労働時間を2022年度実績11時間43分より43分削減し、2023年度は11時間以内を目標として取り組んで参ります。
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