協栄産業 【東証スタンダード:6973】「卸売業」 へ投稿
企業概要
(1)ガバナンス
当社グループは、サステナビリティ戦略を推進するため、2023年3月1日に取締役コーポレート本部長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティ重要課題(以下「マテリアリティ」という。)への取組みを進めております。
また、サステナビリティ委員会で協議した事項及び、マテリアリティへの取組み状況については、定期的に取締役会において報告するとともに、各施策がPDCAサイクルで継続的に進捗するよう管理してまいります。
(2)戦略
1.サステナビリティ方針
当社グループの経営理念(「エレクトロニクス分野を通して高い品質と優れた技術に基づいた価値ある製品・サービス・情報を提供することにより夢とゆとりのある社会の実現に貢献します。」)を具現化するため、「夢とゆとりのある社会」=「持続可能な社会」であるという思いのもと、顧客・株主・従業員をはじめとしたステークホルダーと責任ある対話を行い、公正かつ透明性の高い、サステナビリティを重視した経営に取組みます。
また、当社グループを取巻く事業環境が、大きく急速に変化して行くなか、次なる成長のステージに向け、ミライの社会のために、今後の事業展開を考え、「もっと便利に、快適に」を実現するため、サステナビリティ戦略を、中期経営計画(KYOEI Power 2028)の根幹に位置づけ、社会や経済に対する価値提供と企業利益を両立しながら、長期にわたって持続可能な企業を目指し、マテリアリティへの取組みを推進してまいります。
2.マテリアリティへの取組み
社会や経済に対する価値提供と企業利益を両立しながら、長期にわたって持続可能な企業を目指すため、2033年(10年後)の在りたい姿から、バックキャストで特定した当社グループのマテリアリティは、以下のとおりです。
①環境保全に対する取組み
美しくかけがえのない地球を次世代に引き継ぐために、事業活動を通じて地球環境の保全及び天然資源の有効活用に努め、人と自然が調和した豊かな未来の実現に貢献します。
・事業活動により発生するCO2排出量の削減
・脱炭素に向けた製品の販売及びサービスの提供
②人的資本強化・多様性
イノベーションや付加価値を生み出す人材の確保・育成・組織の構築を目指して、以下の取組みを実施いたします。
・人材採用と育成への取組み
・ダイバーシティを推進するための取組み
・従業員の健康を増進させるための取組み
・エンゲージメントを向上させるための取組み
③ガバナンス・リスク管理強化
真のグローバル企業を目指し、より公正かつ透明性の高い経営の実現に向けて、以下の取組みを実施いたします。
・コーポレート・ガバナンス・コードへの取組み強化
・事業の多角化に伴うビジネスリスク対応強化
・情報セキュリティ強化
(3)リスク管理
当社グループは、取締役会の諮問機関として取締役コーポレート本部長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、特定したマテリアリティに関するリスクの対応方針や課題について、優先度を選別・評価し迅速な意思決定を図ってまいります。
(4)指標及び目標
重要取組みテーマ | |||
機会とリスク | 施策 | 中長期目標 | |
目標 | 目標年度 | ||
美しくかけがえのない地球を次世代に引き継ぐために | |||
●機会 ・環境関連市場の拡大 ・企業イメージの向上 ・長期的なコスト低減 ●リスク ・企業イメージの低下 ・販売機会の損失 | ●環境保全に対する取組み | ||
事業活動により発生するCO2排出量の削減 | ・エネルギーの使用量とCO2の排出量の可視化 | 削減目標の設定と、目標達成に向けたロードマップの策定 | 2023 |
・グリーン調達の推進 | リユース品のオフィス家具、備品の調達率50%以上 | 2024 | |
脱炭素に向けた製品の販売及びサービスの提供 | ・環境商材の拡販、クラウド対応型ビル管理システムや太陽光発電ソリューション等の環境ビジネスの推進 | 数値目標を含めた具体的な事業計画の策定 | 2024 |
イノベーションや付加価値を生み出す人材の確保・育成・組織の構築をするために | |||
●機会 ・事業の安定化 ・多様な人材登用による成果向上への期待 ・組織風土の改善 ●リスク ・ステークホルダーからの信用の低下 ・人材不足による競争力の低下 | ●人的資本強化・多様性 | ||
人材採用と育成への取組み | ・中期的な(今後3年間)の採用計画の策定 | 採用計画の策定 | 2023 |
・成果型報酬の導入も含めた、人材の多様化に対する報酬体系の見直し | 新人事制度の制定 | 2027 | |
・幹部候補者のマネジメント外部研修の受講推進 | 対象者の受講率100% | 2025 | |
・階層別社内外研修の充実 | 対象者の受講率100% | 2025 | |
ダイバーシティを推進するための取組み | ・経験者採用の強化 | 経験者比率30% | 2027 |
・女性採用人数の増加 | 女性採用比率20%以上 | 2026 | |
・女性管理職登用計画の策定 | 女性管理職比率10% | 2027 | |
・女性取締役の登用 | 女性取締役1名以上 | 2027 | |
従業員の健康を増進させるための取組み | ・従業員の健康管理強化 | 健康診断受診率100%及び有所見者フォロー率100% | 2025 |
・健康経営優良法人の認定取得 | 認定取得 | 2025 | |
エンゲージメントを向上させるための取組み | ・アウトソーサーを活用した福利厚生制度の導入 | 新制度導入 | 2023 |
・eスポーツ大会やファミリーDayなど、多様性を意識した社内イベントの定期開催 | 年2回 | 2023 | |
・多面評価の導入などによる評価方法の見直し | 新人事制度の制定 | 2027 |
真のグローバル企業を目指し、より公正かつ透明性の高い経営の実現に向けて | |||
●機会 ・遵法経営による企業価値の向上 ●リスク ・各種法令違反 ・社会的信用の失墜 ・機会損失の発生 | ●ガバナンス・リスク管理強化 | ||
コーポレート・ガバナンス・コードへの取組み強化 | ・資本コストを意識した事業ポートフォリオの見直し | 事業ポートフォリオの見直し内容開示 | 2027 |
事業の多角化に伴う ビジネスリスク対応強化 | ・新たなビジネス領域に関するリスク等、営業取引に関するリスクを総合的に評価できる仕組みの構築 | 全社リスク検討会の立ち上げ | 2024 |
情報セキュリティ強化 | ・情報漏洩対策、サイバーテロ対策強化(セキュリティ診断実施及び診断結果に基づく対策、サイバー保険付保、社内規則の見直し等) | 全社情報セキュリティ体制の再構築 | 2025 |
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