兼房 【東証スタンダード:5984】「金属製品」 へ投稿
企業概要
当社グループはグローバルな市場で高度なモノづくりに対応するため、切削加工における「長寿命化」「高精度化」「低騒音化」などの市場ニーズを解決する高付加価値工具及び周辺技術の研究開発を行っております。主な活動は、当社テクニカルセンター及びコミュニケーションセンターにおいて実施しており、主要課題として地球環境に優しい環境配慮型新製品を重点に「各種表面処理技術の研究」「工具材料として希少金属の有効利用」「差別化新製品の開発と製品群の拡充」「新規市場分野向け高精度工具開発及び製造技術の研究」などを中心に研究開発し、グローバルに製品販売しております。
当連結会計年度の成果としましては「レーザクラッド角のみ錐」「Ti-5PTコールドソー」を開発いたしました。
レーザクラッドはレーザ光により異種金属を肉盛り溶接する技術で、台金と刃金に強固な密着強度が得られることから、従来のろう付け技術に比べ、刃金剥離のしやすさが低減されます。プレカット工場などで使用される角のみ錐に適用した「レーザクラッド角のみ錐」は、2023年10月にポートメッセなごやで開催された日本木工機械展において技術優秀賞を受賞いたしました。
薄肉パイプの切断に使用される「Ti-5PTコールドソー」は、刃金材質や刃先仕様の最適化により、切削熱の抑制を図ったことで、当社従来品(Ti-4PT)よりも刃先や台金の損傷が抑えられ、高能率加工に貢献します。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は262百万円となっております。
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