企業光村印刷東証スタンダード:7916】「その他製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社のコーポレート・ガバナンスの中にはサステナビリティに対する考えも含まれており、環境問題への課題が特に重要と認識し、環境・社会・ガバナンスを重視したESG経営の取り組みを行っています。

 印刷・情報技術を軸に、期待を超える“サービス”の提供を通じて社会の発展と文化の向上に寄与する企業であり続けるとともに、環境フレンドリーな企業を目指していきます。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

① ガバナンス

 国際情勢や社会環境が大きく変化し、これまでにも増して環境への意識が高まり、光村印刷グループを取り巻く環境も変化しています。このような急速に変化し続ける事業環境に即応し、安定的な成長を実現するため、多様性に対応した体制を取締役会を中心に構築しています。経営基盤を強化し、事業機会の拡大と課題の解決を図っていきます。

 長期的な社会・環境の変化に伴うサステナビリティに関する取り組みについても、課題を考慮した経営を行うため、取締役会の中で適宜、各管轄の取締役より活動内容の報告を行い、活動の推進を行っています。

② 戦略

 光村印刷グループは、企業理念のもと、期待を超える“サービス”や“ソリューション”の提供を通じて、社会の発展と文化の向上に寄与する企業であり続けるべく、「事業の再構築」「収益力の向上」「社風の刷新」に取り組んでいきます。

人材の育成及び社内環境整備に関する方針

 当社は社員が多くの仕事に携わって能力を発揮できるよう定期的なジョブローテーションを行っています。新たに発生する業務や人員が不足した場合でも業務を遂行しやすいように組織を柔軟に横断出来るフラットな組織にしています。また、フレックスタイム制度、在宅勤務等働きやすい環境づくりを推進しており、その中で女性役員・女性管理職の存在等、多様性確保の取組みを行っています。

③ リスク管理

 当社は、気候変動や多様性におけるリスクや機会について、担当部署を設置するとともに全社的にリスク管理を行っています。特に環境面については、電力等の再生可能エネルギーの活用や環境配慮型製品の開発、生産における廃棄物の削減といった対応策を検討・実施し、環境変化に応じて事業計画の見直しを行い継続的に取り組んでいきます。

④ 指標及び目標

 当社は、以下の4つの項目を重視し、社会的課題の解決を通したビジネス機会の創出と、多様なステークホルダーとのパートナーシップを基軸としたアプローチにより、CSR・ESGの推進とビジネスの成長への取り組みを継続して行っていきます。

1.エネルギー使用量の削減

 省エネの推進により、エネルギー使用量を削減し、環境負荷を低減する取り組みを行っています。主な取り組みとして

(1) 省エネ法事業者クラス分け評価制度にて「省エネが優良な事業者」とされる「Sクラス」の評価(2018年度〜2021年度)
(2) 工場照明のLED化推進
2.資源の使用量削減

 自分たちが生産するものや消費するものにしっかりと責任を持ち、さらには廃棄そのものを減らす取り組みを行っています。主な取り組みとして、

(1) グリーンプリンティング認定を取得
(2) FSC-CoC認証を取得
(3) 廃棄物の分別収集徹底によるリサイクル推進
(4) 環境負荷の低い製品の開発・提案
(5) 環境対応資材を使用した印刷物の提案
3.多様性の確保についての考え方

 当社は、社内に異なる経験・技能・属性を反映した多様な視点や価値観が存在することは、企業の持続的な成長を確保する上で強みであると認識しています。

 当社の女性管理職の比率は当事業年度末現在6.7%であり、2026年中に10%に到達することを目標にしています。男女関わらず能力を重視した人材の登用を行っており、引き続き、従業員が十分に能力を活かせるような制度づくりや職場環境の整備を進めていきます。

4.企業理念と経営ビジョンを軸とした取り組み
(1) 文化・芸術活動への貢献:MGG(光村グラフィック・ギャラリー)にて展覧会等の開催
(2) 社会的貢献:技術開発(偽造防止の特許技術「コピテクト」等)
(3) 地域貢献:川越工場地下水ろ過システム(災害時のライフライン)
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