企業兼大株主三精テクノロジーズ東証スタンダード:6357】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、品質指針を策定し、その実践によって確立される品質水準を「三精品質(SANSEI Quality)」と命名し、顧客指向・品質本位をモットーに、安全で使い勝手の良い製品を作り出すことを目標に研究開発活動を進めております。

2024年度を最終年度とする中期経営計画の中で、遊戯機械事業において新製品開発による製品ラインナップの強化及び提案営業の推進を目指すとともに、舞台設備事業ではデジタル化やリモート化に対応した新演出システムの開発強化、昇降機事業では産業用途の搬送・昇降・移動機器に加えて新分野向けの研究開発などに取り組む方針としております。これまで培ってきた技術や開発を進めてきた製品を、事業領域の枠にとらわれずに幅広く応用・展開し、今後も成長領域への投資・研究開発活動をさらに進めてまいります。

 当連結会計年度の活動状況は、以下のとおりです。

〈遊戯機械〉

 インバウンドの増加に伴い、大型テーマパーク・大型アミューズメントパーク以外にも遊戯機械導入の需要が高まると見込んでおり、顧客ニーズに合わせた新商品開発を行います。当社の主力商品である各種ダークライド・ボートライドをベースとした、イマーシブ体験が出来る乗物を提供すべく、技術開発を進めてまいります。

 また、新事業展開として積極的に取り組んでいる乗用ロボット開発においては、ロボット・ソフトウエア開発事業を手掛けるアスラテック社との協業で取組んだ4足歩行ロボットのプロトタイプ機開発が完了し、東京モビリティショーなどさまざまな展示会にも積極的に出展して、認知度をあげてまいりました。

 今後は、人型変形ロボットや4足歩行ロボットの技術を活用し、様々な形態のロボットや遊戯機械の開発も手掛けてまいります。

〈舞台設備〉

 自社開発の「舞台制御基幹システム」をベースとした、多軸制御方式の開発は完了致しました。また、制御システムの高機能化に継続して取り組んでおり、従来型の劇場に加えて、アリーナ施設や演出多様化が進む未来型施設向けに対応した総合演出一括制御システムなど、新たなニーズへグループを挙げて対応に努めてまいります。

〈昇降機〉

 部品点数の最小化と保守作業の効率化を狙った新制御システムの開発を進めております。

 また、エレベーターの減速時などに発生する電力を回収、再利用するシステムの開発にも着手しております。

 なお、当連結会計年度の研究開発費は、654百万円であります。

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