ロンシール工業 【東証スタンダード:4224】「化学」 へ投稿
企業概要
当連結会計年度の研究開発活動は、『既存製品の競争力向上と新規製品の開発により、売上と収益増へ貢献する』ことを基本方針として、製品開発と技術開発に取り組んでまいりました。
床材分野では、教育、医療福祉施設等向け及び機能性を備えた建築用床材の開発に注力し、「耐動荷重CDリウム-UV」を上市いたしました。意匠面での品揃えの拡充に向けて開発を進め、発泡層付き抗ウイルス性ノーワックス床シート「ロンフォーム テクスクラウド CT」「ロンフォーム オプセル CT」を上市いたしました。また、航空機、鉄道車両、バス用及び海外向け床材においては、環境対応型製品の開発及びお客様のニーズに応え意匠性に富んだ製品の開発を行いました。
防水分野では、多様な要望にお応えするため、工法及び部材の開発を行っており、機械的固定工法「UD工法」に使用する誘導加熱装置の後継機「UD BOX ⅡPlus」、フラットデッキ用太陽光発電支持架台防水システム「PV-F仕様」を上市いたしました。また、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、大阪府が公募した「カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に応募し採択され、ゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL®」を用いたルーフィングシート及び工法の開発を進めました。
壁紙分野では、意匠性に富んだ壁紙の製品化に注力し、品揃えを充実しました。
フィルム分野では、カレンダー加工技術をベースにフィルムの開発を行っており、軟質フィルムにおいては半導体や電子部品製造用テープに用いられる塩ビ系フィルムを拡充いたしました。また、硬質フィルムにおいても用途開発を進めてまいります。
また、研究開発の効率向上を目的としてデジタル化を推進しており、電子実験ノート及びRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入いたしました。
当連結会計年度中に支出した研究開発費の総額は443百万円です。
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