企業ユアテック東証プライム:1934】「建設業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

2050年カーボンニュートラルへの挑戦、加速するDXなど、当社を取り巻く社会環境は、目まぐるしく変化している。また、重大な労働災害の撲滅や人件費・材料費の高騰への対応など、解決すべき課題も多い。

 このような社会環境の変化に対応し、ユアテックブランドに磨きをかけるため、技術開発で他社との差別化をはかり、安全確保と品質向上を実現するとともに、収益拡大や業務負担の軽減を推進するために、2023年度技術開発方針を次のように定め技術開発に取り組んだ。

[基本方針]
    1 安全確保と品質向上に関する技術開発
    2 収益力拡大に向けた技術開発
    3 働きやすい環境づくりの技術開発

 当連結会計年度における研究開発費は、154百万円であった。また、当連結会計年度の主な研究開発件名の状況は次のとおりである。

 なお、子会社において研究開発活動は特段行っていない。

(設備工事業)

(1)高所作業車における圧縮スイッチの無線化

 高所作業車で行う電線の圧縮接続作業は、油圧圧縮工具(以下、圧縮工具)と手で握って操作するバルーンスイッチを使用して作業している。そのため、片手に圧縮工具を持ち、もう一方の手でバルーンスイッチと電線を支えるため作業者への負担が大きかった。また、気温の変化によりバルーン内圧が変動し誤作動することがあった。そこで、バルーンスイッチに代わる小型の無線式スイッチを開発し、圧縮作業の作業負担軽減と安全性を高めた。本開発品は2024年度に導入する予定である。

(2)500kV用導電性ラインマンスーツの開発

500kV架空送電設備に昇塔し作業する際には導電性作業服の着用が義務付けられている。そのため、これまでは作業服の上に導電性作業服を重ね着しており、夏場の使用や作業前の準備に問題があった。そこで、架空送電線用作業服「ラインマンスーツ」と導電性作業服を一体化した「500kV用導電性ラインマンスーツ」を開発した。順次導入を進め送電線工事従事者の作業負担軽減をはかる。

(3)TV共聴用光ドロップケーブル掴線器の開発

TV共聴用光ドロップケーブルを引き留める作業をする際には作業者が手でケーブルを持ち、落下させないように適切な弛度を調整するため、作業時に両手を自由に使えない状況にあった。そこで、光ドロップケーブルの引き留め作業専用の工具(掴線器)を開発し、作業の安全性と品質の向上をはかった。今後配備を目指して現場での検証を重ねていく。

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