企業ヤマシタヘルスケアホールディングス東証スタンダード:9265】「卸売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 (1)ガバナンス

 当社グループは、関連法規をはじめ、コンプライアンス遵守に努め、社会の規範となる高度な倫理性に根ざした事業活動に努めます。また、経営の透明性を高めることにより、企業価値を更に向上させていきます。

 取締役会は、サステナビリティーを巡る課題として、CO2排出抑制や、人材育成およびダイバーシティ&インクルージョン等の重要性を認識しており、毎期末に取締役会において報告を受け、適時指示をしております。これらの活動は当社ウェブサイトにも公開しております。

https://www.yhchd.co.jp/efforts/esg.html

(2)戦略

 当社は、経営課題のみならず、さまざまな環境にも配慮し、サステナビリティを踏まえた中期経営計画を策定、開示しております。また、当社グループではESG基本方針を制定し、これに伴う重要課題(マテリアリティ)を抽出し、気候変動などの地球問題への配慮、自然災害への危機管理、人権の尊重、従業員の健康・労働環境への配慮や取引先との公正・適正な取引など、サステナビリティを巡る課題への対応は、リスクの減少のみならず収益機会にもつながる重要な経営課題であると認識し活動しております。

 サステナビリティに関する取り組みは、当社ウェブサイトにおいて開示しております。

 https://www.yhchd.co.jp/efforts/esg.html

 (人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針)
 当社グループのESG経営に関する方針のうち、社会に対する方針では「価値創造に貢献できる高い専門性を持つ人材育成」「多様性のある人材活用」を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しております。国内外において、健康や福祉、人権・貧困、都市と暮らし、ジェンダー平等や教育などさまざまな社会課題が顕在化する中、当社グループは、ヘルスケア領域を主軸に社会インフラを担っているという事業特性上、これらは取り組むべき課題であり、当社グループが果たすべき役割も大きいものと考えております。かかる基本方針のもと、「経営戦略と一体となった人事を実践し、グループ各社および各従業員と共に、未来を切り開く企業であり続ける。」をスローガンとする人事ポリシーを2021年に制定しております。

 当社グループの事業の源泉は人材であり、社員の成長が当社グループの価値創造・成長へとつながっていくととらえております。弊社人事ポリシーは当社ウェブサイトにも公開しております。

 https://www.yhchd.co.jp/company/policy.html

 ①人材育成方針及び多様性について

 上記の人事ポリシーのうち、「2.戦略人事」および「7.教育方針・キャリア形成」の項目では、「従業員一人ひとりが意欲をもって自らを高め」、「時代や社会の変化に対応し成長し続けるため、スキルアップの機会を継続的に提供し、グループ各社の従業員がキャリアを形成することで、活躍の場を広げ、前向きにチャレンジし続ける環境をつくります」としております。具体的には、各事業会社による入社時研修や全階層別研修、昇格者研修など、業態として求められる資格や知識(医療機器販売業・修理業、医療経営や医療情報にかかわる基礎知識など)の取得習得、現場での営業力として必要とされる知識や能力研修など各社員に対し積極的な習得の機会創出を行っています。また、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」の項目では、「多様な価値や発想を取り入れ、ダイバーシティ&インクルージョンを推進し、グループ各社の従業員が障壁を感じることなく能力を発揮できるための体制を整備します」としており、新卒採用者数における女性の比率30%以上を継続した目標とし、障碍者雇用について法定雇用率の順守を確保します。

 ②社内環境整備方針

上記人事ポリシーのうち“6.働き方改革・健康経営”において「グループ各社の従業員が心身ともに健康で明朗であり、達成感やモチベーションを高めながら職務を遂行するために、最適な働き方改革を行います」と謳っており、事業会社において健康経営優良法人認定(山下医科器械)やグループ従業員の健康診断結果のデータベースシステムを導入し、産業医や保健師による健康指導などの取り組みを行っております。

(気候変動に係るリスク等について)
 当社はTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同しており、当社グループの事業活動を通じ気候変動への対応に取り組んでいくと共に、積極的な情報開示に努めます。
当社グループでは日本政府が推進する2050年に向けたカーボンニュートラル達成に向け、CO2排出抑制に向けた取り組みを行っております。具体的には、照明設備のLED化、空調設備等の更新、省エネルギー車両への転換等を推進し、CO2排出量が前年対比減となるよう目標を設定しております。
  これらサステナビリティ情報の詳細は、当社ウェブサイト「私達の取り組み」をご参照ください。

  https://www.yhchd.co.jp/efforts/esg.html

 (3)リスク管理

 当社の取締役会では重要な経営意思決定を行うとともに、グループ全体が、連携して法令や企業倫理遵守を推進する体制を構築し、モニタリングしております。また、グループ全社的なリスク管理に関しては、社外取締役の知見も活かしつつ、その体制整備や仕組みづくりに努めております。

(4)指標及び目標

当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。

指標

目標

実績

(2021年5月期)

実績

(2022年5月期)

実績

(2023年5月期)

新卒採用者数における女性の割合

30.0%以上

9.1%

21.7%

30.0%

 また、当社グループは、従業員が能力を最大限に発揮できる職場環境や制度設計に努め、意欲と能力のある従業員を育成し、適切な人材を管理職として登用していくことを方針とし、年齢や性別等を区別することなく、意欲と能力のある優秀な従業員が平等に管理職登用への機会を得られるような人事制度を整備しております。なお、全管理職に占める女性の割合についての実績は次のとおりであります。

指標

実績

(2021年5月期)

実績

(2022年5月期)

実績

(2023年5月期)

全管理職に占める女性の割合

4.8%

5.5%

6.1%

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