ヤギ 【東証スタンダード:7460】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営の基本方針
当社130年の歴史において、繊維産業は幾度となく大きな変化を経験しました。その中にあって、社是である「終始一誠意」を規範とし、時代と社会の変化に機敏に対応しながらビジネスを展開してまいりました。
変革の時代といわれる今日においても、既存の領域にとらわれない新たな価値の創出やそれを通じた競争力の強化が求められており、この「終始一誠意」を規範に、新しい価値の創造とグローバルな挑戦を行い、人々の生活によろこびを与え豊かな社会に貢献していくことを、当社は経営の基本方針としております。
(2)経営環境及び対処すべき課題、中長期的な経営戦略
当社グループの属する繊維・ファッション業界は、急激な少子高齢化、消費マインドの多様化、DX推進による事業構造の効率化や、SDGs達成へ向けた社会的価値への対応といった様々な舵取りに直面しております。また、2024年以降の国内経済成長率の鈍化や長期化する不安定な国際情勢、各国の金融政策等を背景として、需給の先行きは中期経営計画最終年度に向けても不透明な状況が見込まれる中、攻めと守りのバランスを取りつつスピード感を伴った経営が重要であると考えております。
このような状況の下、当社グループは、2026年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画2026「Heritage to the future」に基づき、持続的成長の基盤づくりに注力し、「事業」「グローバル」「グループ経営」「人材」「ESG」の5つを基本戦略として取り組んでまいります。
基本戦略の概要は次のとおりです。
a.事業戦略
(a)セグメントグループでの収益力強化
(b)ポートフォリオでの選択と集中
b.グローバル戦略
(a)サステナブル・ブランド・デジタルの3つの視点でグローバル展開
c.グループ経営戦略
(a)グループマネジメントの進化
(b)グループ内のDX基盤の構築
d.人材戦略
(a)グループ人材や組織制度の連携強化
(b)人材活性化環境の整備
e.ESG戦略
(a)CSV経営の実践
(b)コーポレートガバナンスの強化
(3)目標とする経営指標
これらにより、2025年3月期の当社グループの通期の業績予想につきましては、売上高は87,000百万円、営業利益は3,240百万円、経常利益は3,350百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,130百万円となる見込みであります。
なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
今後におきましても、1893年の創業以来、固く守り抜いてきた社是「終始一誠意」を規範とし、当社グループ一丸となって経営の効率性向上を進め、新しい価値を創造できるリーディングカンパニーを目指し努力を重ねてまいります。
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