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企業概要

 当社グループは、お客様のニーズに基づくオリジナルな自社ブランド商品の開発を中心に、法令等の改正に伴う新規需要を的確に捉えた開発を加え、積極的な研究開発活動を行っております。

 現在、研究開発活動は、当社及び連結子会社である㈱平山製作所が行っており、研究開発スタッフはグループ全体で20名であります。

 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は191,290千円でありますが、当連結会計年度における各セグメント別の研究目的、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。

〔理科学機器設備〕

 小・中・高等学校の理科室等の特別教室向けの理科実験機器や実験台、コミュニティ施設などの福祉施設及び高齢者・障害者対応住宅向けの家具、研究機関や食品業界向けの滅菌器など理科学機器の研究開発を行っております。

 当連結会計年度は、デジタル酸素・二酸化炭素濃度チェッカーやデジタルカメラ付き生物顕微鏡などICT教育に活用できる理科実験器具のほか、多様な学習形態に対応する移動式収納棚や、オールステンレス製流し台WASシリーズを発売いたしました。滅菌器の分野では、㈱平山製作所において新型機の生産に向けた仕様検討を進めました。

 当セグメントに係る研究開発費は106,170千円であります。

〔保健医科機器〕

 学校保健室をはじめ地域の保健、福祉、救命救急、自動車学校などの各機関または施設向けに健康診断用測定器、体力測定用システム機器及び救命救急資機材等の研究開発を行っております。

 当連結会計年度は、抗菌加工が施された身長計YHRシリーズや、オフィスなどでも景観を損ねないデザインをコンセプトにしたAED収納ケースの開発に取り組みました。

 当セグメントに係る研究開発費は26,133千円であります。

〔産業用機器〕

 製造設備の配管部に使用される保温・加熱用電気ヒーター等の開発と、研究機関、半導体関連企業向けに環境試験装置の研究開発を行っております。

 当連結会計年度は、㈱平山製作所においてHAST性能を向上させた新製品の開発を行うと共に、顧客ニーズに特化した特注製品の開発などを行いました。

 当セグメントに係る研究開発費は58,987千円であります。

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