企業ベルテクスコーポレーション東証スタンダード:5290】「ガラス・土石製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

 当社は2018年10月に経営統合を行い、新たなグループ体制としてスタートしましたが、前身となる会社に遡ると今年で創業100周年を迎えます。この節目を迎えるにあたり、グループ一丸となり、未来への新たな一歩を踏み出すために、2024年4月1日に当社の社会的な存在意義となる「VERTEX Purpose(ベルテクス・パーパス)」を制定しております。また、パーパスの実現に向けて、全社員が共有する価値観、進むべき方向性を指し示す道標となる「VERTEX POLICY(ベルテクス・ポリシー)」を体系的に整理しております。

ベルテクスグループは多様な従業員一人ひとりと共に成長し、パーパスの実現と、持続可能な社会に貢献し続ける企業を目指してまいります。


(2) 中長期的な会社の経営戦略

「VERTEX Purpose」の実現に向けて、10年後の2034年に目指す姿、ありたい姿として策定した、長期ビジョン「VERTEX Vision 2034」を目指し、バックキャスティングにより2025年3月期から2027年3月期までの3か年を対象期間とする第3次中期経営計画を策定しております。

「VERTEX Vision 2034」に基づく1期目として位置付ける第3次中期経営計画期間は、事業ポートフォリオの強化に向けた成長投資を行ない、基盤を整えたコア事業の再成長と長期的な成長の軸となる新規事業の育成に取り組む期間と位置付けております。

 具体的な重点施策は以下のとおりです。

 事業ポートフォリオの強化

 事業ポートフォリオの強化に向けた成長投資を行い、基盤を整えたコア事業である、コンクリート事業と防災事業の再成長と、長期的な成長の軸となる新規事業(インフラメンテナンス、鉄道、油圧ホースメンテナンス、防衛)の育成を進めます。

 人的資本・R&D・DXの推進強化

 各事業の成長・育成を実現するため、人的資本の強化、R&D、DXの推進を積極的に進めます。

③ サステナビリティの推進

 当社で特定したマテリアリティに関する取り組みを進め、持続的な企業価値向上を目指します。

(3) 目標とする経営指標

 当社グループは、重視する経営指標として、中期経営計画において、2027年3月期にオーガニック成長で売上高430億円、営業利益65億円、株主資本利益率(ROE)14.0%を目標として掲げております。

(4) 経営環境

 当業界は、建設投資や公共事業予算等の先行き見通しが不確かであることから、将来の経営環境に関しては依然不透明な状況にあります。一方、近年、頻発化、激甚化する自然災害の発生や高度成長期に建設された社会資本の老朽化等を背景に、防災・減災、国土強靭化に資する製品やメンテナンス技術に対するニーズの高まりや、労働人口の減少による熟練工不足や現場の働き方改革に対する施工効率化の要求、サステナブルな社会の実現など、当業界を巡る状況は大きく変化しております。

 このような状況下において当社グループは、これまで培った技術力・ノウハウをさらに結集し、革新的な発想と新技術の開発、ビジネススタイルの変化への対応力を上げ、新たな要請にこたえてまいります。

 また、今後10年、20年の成長を担う新たな事業の開発・獲得に向けて取り組んでまいります。

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 原材料やエネルギー価格の高止まりや物価の上昇、不安定な国際情勢による地政学リスクに加え、急速な為替相場の変動の懸念など、依然として先行きが不透明ではあるものの、社会経済活動の正常化が進んだことにより、景気は緩やかに回復していると思われます。

 当社グループが属する業界においては、国土強靭化や防災・減災対策、老朽化が進む社会インフラの維持・更新対策などを中心とした公共建設投資、企業の設備投資を中心とした民間建設投資ともに引き続き堅調に推移すると思われます。

 このような環境のもと、当社グループでは、2027年3月期を最終年度とする第3次中期経営計画を策定し、未来の安心と更なる企業価値向上に向けて努めてまいります。また引き続き、技術・研究開発、人材、設備等、グループ内の有形・無形の資産を最大限に活用し、建設業界ひいてはわが国の課題解決の一助となるべく、革新的な製品の開発・供給に真摯に取り組んでまいります。

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