トレイダーズホールディングス 【東証スタンダード:8704】「証券業」 へ投稿
企業概要
当社は、2023年4月19日開催の取締役会において、国内のスタートアップ企業への投資を目的としたCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「トレイダーズFinTech1号投資事業有限責任組合」の設立及び投資事業有限責任組合契約の締結を決議いたしました。当ファンドを当連結会計年度より連結の範囲に含めております。
1.設立の背景・目的
当社グループは、2021年12月15日に公表したグループビジョン「Traders Group Vision for 2024」において、事業ポートフォリオの見直しによる不採算事業の撤退完了を掲げ、限られた経営資源を金融商品取引事業とシステム事業に集中して本業の収益強化に努めてまいりました。
このような状況下で、1999年の創業以来培ってきた経営理念、ノウハウ及び資源を有効活用し、かつ選りすぐりのスタートアップ企業が保有する革新的な技術・サービスを融合することにより、当社グループのミッションでもある「新たな価値を創造」することを目的としたCVCファンド(以下、「本ファンド」)を設立することに至りました。本ファンドは財務的リターンのみならず、成長を牽引しうる「FinTech領域・その他新規事業領域」における事業成長及び企業価値向上を企図しております。
これまでに当社グループが行ってきた直接投資におきましては、投資対象事業に対する専門的知見が不足していたことや投資先企業の管理に行き届かない点があったことから損失を計上した過去がありますが、その反省を活かすべく、ベンチャー投資運用のプロフェッショナル企業に運用・管理を一任する二人組合型ファンドという形式を選択いたしました。
ビジョンとして「投資の力で持続可能な未来を創る」を掲げ、高度な金融スキルを有するインベストメントLab株式会社とタッグを組み、社会課題の解決に取り組む有望なスタートアップ企業への投資を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指してまいります。
2.基本スキーム
インベストメントLab株式会社の役職員が設立した組合を無限責任組合員、当社を有限責任組合員とする投資事業有限責任組合(LPS)形式で本ファンドを設立し、当社は本ファンドへ出資いたします。インベストメントLab株式会社はアセット・マネージャーとして、無限責任組合員と投資判断の一任に係る契約を締結の上、本ファンドの運用・管理業務を行います。
3.本ファンドの概要
(1) | 名称 | トレイダーズFinTech1号投資事業有限責任組合 | |
(2) | 所在地 | 東京都中央区日本橋兜町8番1号 | |
(3) | 設立根拠等 | 「投資事業有限責任組合契約に関する法律」に基づく | |
(4) | 設立目的 | スタートアップ企業への投資・運用 | |
(5) | 設立及び契約締結日 | 2023年4月19日 | |
(6) | 運用期間 | 2023年4月から10年間(延長あり) | |
(7) | 出資額 | 最大10.1億円(キャピタルコール方式) | |
(8) | 出資者・出資比率 | 有限責任組合員 | トレイダーズホールディングス株式会社 99.0% |
無限責任組合員 | i-LabCVC1号有限責任事業組合 1.0% | ||
(9) | 無限責任組合員の概要 | 名称 | i-LabCVC1号有限責任事業組合 |
所在地 | 東京都中央区日本橋兜町8番1号 | ||
組合員の氏名 | 宇根尚秀 他4名 | ||
事業内容 | ファンドの運用・管理 | ||
(10) | アセット・マネージャーの概要 | 名称 | インベストメントLab株式会社 |
所在地 | 東京都中央区日本橋兜町8番1号 | ||
代表者の氏名 | 宇根尚秀 | ||
事業内容 | ①オルタナティブ投資にかかる投資運用業、 投資助言・代理業、及び第二種金融商品取引業 ②コンサルティングサービス | ||
(11) | 上場会社(当社)と 当該ファンドとの関係 | 上場会社(当社)と当該ファンドとの間の関係 | 当社は有限責任組合員として当該ファンドへ出資いたします。 |
上場会社(当社)と無限責任組合員との関係 | 該当事項はありません。 |
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