企業兼大株主トプコン東証プライム:7732】「精密機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

a サステナビリティに関するガバナンス体制

2022年7月、代表取締役社長を委員長とする、サステナビリティ委員会を設置しました。当社グループのサステナビリティ及びESGに関する様々な議題は、当委員会において審議されています。当委員会は取締役会の諮問機関で、取締役会の指示に基づきTOPCON Global CSR Committee及びTOPCON CSR Committeeと連携し、取締役会に対して1年に2回以上、審議内容の報告・提言を行います 。

  (サステナビリティに関するリスク管理体制)

 当社グループは、リスク・コンプライアンス規程を設けビジネスリスクを管理しています。重大リスク案件へは、リスク・コンプライアンス委員会において対応し、サステナビリティに関するリスクも同様に管理しています。

b サステナビリティに関する戦略

 当社グループは、TOPCON WAYに掲げた「医・食・住」に関する社会的課題を解決し、豊かな社会づくりに貢献することで、持続可能な社会の実現を目指すことを目的としています。

 地球と人の未来を支える当社の事業を通じてサステナブルな社会を実現するために、ESG経営の実践が企業としての重要な役割であることから、ESGを構成する3つの軸である「環境・社会・ガバナンス」のそれぞれに経営ビジョンを掲げました。

トプコングループ環境ビジョン2030

 トプコングループは、「TOPCON WAY」に基づき、「製品を通じた環境負荷低減」「気候変動への対応」の2つの課題に取り組むことで、さらなる企業価値の向上を図っていきます。

(1)製品を通じた環境負荷低減

 製品そのものの活用を通じて、環境負荷をより一層低減させることにより、省エネ化、水を含む省資源化を推進します。また、お客様とともに地球温暖化防止、資源有効利用、生物多様性保全に貢献できる製品、技術、サービスの提供に努めます。

 更に、モノづくりにおいては、調達・開発・製造・販売・サービスを含めた企業活動から発生する廃棄物は基本的にリサイクルし、有効利用に努めます。また製造工程における化学物質及び水の使用量削減を推進し、資源の適切な利用に努めます。

(2)気候変動への対応

 トプコングループでは、気候変動への対応を最重要の環境問題と捉え、再生可能エネルギー電力の使用率向上に努め、日本国内の拠点の事業活動による温室効果ガス排出量を、2013年度比で2030年度末までに40%削減することを目指します。

 海外の拠点は、これに準じて温室効果ガス排出量の削減・再生可能エネルギー電力の使用率向上に努めます。

トプコングループ社会ビジョン2030

 トプコングループは、「TOPCON WAY」に基づき、社会に貢献することによる社会価値創造の実現を目指しています。社会の価値観の多様化が進む中、事業活動を通じて、持続的な社会の実現に向けた取り組みを推進します。

(1)社会価値の創造

 技術革新による独創的な製品の提供とDXソリューションによる生産性の向上と革新的なサービスの提供による新たな社会価値の創造により、社会的課題の解決に貢献します。更に、地域社会との共生を図り、人々の豊かな暮らしの実現を目指します。

(2)多様な価値観と共創できる組織づくり

 一人ひとりの価値観を尊重し、多様で柔軟な働き方ができる組織文化を醸成することで、働く人々が最大限に能力を発揮し変革を実現できる人材の育成と強化を図ります。

(3)人権の尊重

 人権尊重の立場に立って、個人の多様な価値観を認め、自社のみならずサプライチェーンにおける人権への深い理解を通じて差別のない社会の実現に貢献します。

トプコングループガバナンスビジョン2030

 トプコングループは、「TOPCON WAY」に基づき、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、実効性のあるコーポレート・ガバナンスを実現します。

(1)コーポレート・ガバナンス

 経営の透明性を高め、監督機能の強化と意思決定の迅速化を図り、コンプライアンスを確保することをコーポレート・ガバナンス上の最重要課題と位置づけており、コーポレート・ガバナンス体制の強化・充実を推進することにより、企業価値の向上を目指します。

(2)コンプライアンスとリスクマネジメント

 事業活動を展開していくにあたって、法令および社内規程を遵守し、社会倫理等に従って行動する観点から定められた「トプコングローバル行動基準」に従って行動します。更に、事業を遂行するうえで生ずるあらゆるリスクに、適時・適切に対応し得る危機管理体制の強化に努めます。

 これらのビジョンの実現に向けて、当社グループが特に重点的に取り組むべき課題として「6つのマテリアリティ(重要課題)」を特定しました。

(1)技術革新による独創的な製品の提供

 医・食・住の分野において、技術の高精度化を通じた最先端かつ独創的な製品の提供により、最適化と省力化の実現を通じて、社会的課題を解決し、人々の豊かな暮らしに貢献する。

(2)DXソリューションの推進と加速

IoTとネットワーク技術を駆使したDXソリューションにより、生産性の向上と業務効率化を促進し、新規事業の創出や革新的なサービスの提供を推進する。

(3)人権の尊重

 自社のみならずサプライチェーンにおける人権への深い理解を通じて差別のない社会の実現に貢献する。

(4)地域社会との共生

 事業に関わる人々(ビジネスパートナー)と共に、事業活動を通じて地域社会の課題解決と発展に努める。

(5)地球環境への負荷低減

 気候変動や水問題、資源循環への対応を促進し、ステークホルダーとともに社会全体の環境負荷低減に貢献し、持続可能な社会の実現を目指す。

(6)個を尊重し共創する組織

 多様な価値観を認め、全ての個人が互いに尊重し新たな価値を創造する組織文化を醸成する。

(指標と目標)

 トプコングループは、気候変動を含むリスク及び機会への対応を進めるため、温室効果ガス排出量を気候関連リスク・機会を管理するための指標として定めています。国内において、2013年比で40%の削減を目標として設定し、脱炭素社会の実現に向け、取り組んでまいります。なお、2022年度の排出量は、Scope1:172t-CO2、Scope2:4,209t-CO2(いずれも日本国内製造拠点)でした。

c 人的資本に関する情報

 ①人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略

 トプコングループは、社員等に主体的に学び成長する機会を平等・公平に提供し、その資質を最大限に発揮することができるような職場風土の実現に努めています。社員等には、自らの職務領域と責任権限に基づき業務を遂行し、日常業務の内外で、能力向上のための自己研鑽に努める機会を提供しています。

 トプコングループは、経営ビジョンの実現に向けた人材戦略として、トプコニアンの育成をテーマにしています。トプコニアンとは、(1)利益を創出する高度な専門性を持つ人材、(2)国境や文化の違いを超えて共通の価値観をもって行動する人材、(3)チームワークを大切にする人材という3つの条件をみたす人材であると定義しており、このような人材育成のために、定期的に講義・研修などを実施しています。

 具体的には、新入社員から役職者までそれぞれの階層で求められる能力を育成するための階層別教育、将来の経営幹部に必要な知識・スキルの習得を目指した選抜者教育、コンプライアンス教育、技術・技能の向上と伝承、自己啓発など組織の成長戦略に応じた人材育成を行っています。

 また、社員の自律的なキャリア構築を支援する取り組みとして、「メンター制度」や一定の年齢でキャリアを振り返る「キャリア研修」を実施しています。「メンター制度」では、若手社員の「仕事やキャリア形成に関する不安の解消」、「いつでも気軽に相談できる存在がいることによる安心感の醸成」、「具体的な悩みの解決に向けたサポート」に加えて、「将来のキャリアイメージにつながる対話」を目的として運用しています。また、「キャリア研修」では、人生100年時代を見据え、これまで培ってきたキャリアの強みの自己理解促進やライフキャリアの充実に向けてマネープランも含めて総合的に考える機会を提供しています。

②人的資本や多様性の測定可能な指標と目標

 多様性に富む人材がその資質を最大限に発揮するための職場風土実現を目指す上で、女性が個性と能力を十分に発揮し、一人ひとりが自分らしいキャリアの実現を行える環境づくりを重要課題としています。

 具体的な取り組みとして、あらゆる職種において、女性がより一層活躍できる環境を整えることにより、継続的、長期的なキャリアを築ける仕組みづくりを目指しています。

 女性活躍推進への取り組みとして、「新卒採用者に占める女性比率を30%以上とする」を目標として掲げており、これに対する直近3年間の実績は30.1%となっております。

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