デザインワン・ジャパン 【東証スタンダード:6048】「サービス業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営の基本方針
当社グループは「世界を、活性化する。」ことをコーポレートミッションとして、急速に進化する情報テクノロジーで人々やビジネスの活動を促進し、世界の活性化に貢献することを目指しております。
そのために、店舗情報口コミサイト「エキテン」を中心としたインターネットメディア事業に加えて、顧客のDX化を支援するソリューションや人材紹介などの新たなサービスの立ち上げや、それらのサービスを支える基盤となる事業にも取り組むことで、企業価値向上を図ってまいります。
(2)目標とする経営指標
当社グループにおいては、マーケット規模と現状の当社の事業規模を考えるとまだ成長フェーズにあると考えており、事業規模の拡大を最優先課題と考えております。その結果、連結売上高を重要な指標としており、主力事業である「エキテン」に加えて、新規事業やM&Aを通じて売上高の増加を図り、2026年8月期には連結売上高34億円を目指しております。
(3)経営環境および中長期的な会社の経営戦略
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症については2023年5月に5類への移行に伴う行動制限の解除、およびインバウンドの増加により消費活動が正常化に向かい、緩やかな回復傾向が見受けられます。一方で、2022年2月に発生したウクライナ紛争以降、世界的な原材料・資源価格の上昇や為替変動による物価上昇などにより、依然として不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループは主力事業である店舗情報口コミサイト「エキテン」を中心としつつ、店舗や中小企業の幅広いニーズに対応出来る「中小事業者のアクセラレーター」となるため、新たなサービスや事業に積極的に取り組んでまいります。
まず「エキテン」におきましては、より多くのユーザーに「エキテン」を使って頂ける様に、コンテンツの見直し等を継続的に行って、サイト価値向上に取り組んでまいります。また、低料金という差別化要因を活かしつつ、新オプションの提供などによってサービスラインナップを拡大することにより、収益機会の拡大を図ってまいります。
加えて、より迅速に事業展開を図っていくために、M&Aを活用することでグループ全体の規模拡大を図っていきます。すでに5社を子会社化しておりますが、今後も中小事業者の様々な課題を解決出来る企業をグループに加えていく方針です。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループにおいては、以下の課題に取り組んでおります。
①インターネットメディア事業
エキテンにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は緩和しており、「エキテン」の主要顧客である店舗や中小事業者の集客ニーズは回復の兆しを見せております。
しかしながら、当連結会計年度はシステムのリニューアルに伴うトラブルや対応負荷の増大などにより、受注減と解約増が進み厳しい結果となりました。
この様な状況の中、今後は開発スピードが向上した新システムを活用することで、店舗ごとのニーズにより対応出来る体制を構築してまいります。
前連結会計年度から子会社化したオコマリ株式会社につきましては、順調に事業規模を拡大しておりますが、今後は利益貢献を可能とするべく営業力の更なる強化に努めてまいります。
②DXソリューション事業
子会社のNitro Tech Asia Inc Co. Ltd.を活用したシステム開発につきましては、順調に売上高が伸びており、今後も規模拡大に向けて積極的に投資を行ってまいります。
ポスティングを軸とした「エリアマーケティング」を展開する株式会社DEECHにつきましては、従来の主要顧客以外でも大口契約の締結が進んでいる事に加えて、WEB広告も順調に売上高を伸ばしており、更なる成長に向けて体制を強化してまいります。
株式会社イー・ネットワークスにつきましては、人的リソースの不足などの影響を受けて、足元では業績が伸び悩んでおりますが、今後は組織面での体制強化や新規事業の立ち上げを推進していくことで、事業の拡大を図ってまいります。
③その他事業
株式会社昼jobにつきましては、ナイトワーク出身の求職者に特化した人材紹介サービスという特徴を活かして、今後は男性求職者を対象としたサービスを拡大するなど、成長スピードを加速してまいります。また、新たな求職ジャンルの開拓や新サービスの事業化にも取り組んでまいります。
- 検索
- 業種別業績ランキング