企業タクミナ東証スタンダード:6322】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの研究開発活動は、開発センターを中心にコア技術の追求と確立を目指しております。開発センターは、当社グループのコア技術であるダイヤフラム及び様々な分野に関しての流体移送に関する基礎技術を追求するとともに、ポンプ及び計測制御機器の開発・製品化研究も担っております。

 また、開発・製品化研究においては、生産本部(工場)、東京・大阪・名古屋・福岡の各拠点の技術部門と連携して、お客様からのご要望やマーケットにおける潜在的な需要に関する情報を取り入れることで、お客様から望まれる独創的な製品の開発を迅速に行うことを目指しております。

 当連結会計年度における主な活動は次のとおりであります。

<高精度小型スムーズフローポンプ「Qシリーズ」のラインナップ追加>

 お客様に研究段階から「スムーズフローポンプ」を使用していただけるように、研究所やラボ施設向けに開発した小型スムーズフローポンプ「Qシリーズ」のラインナップに、装置に組み込む際の省スペース化の要望に応えるため、操作部を無くした「QNタイプ」を追加しました。さらに、既存の最大吐出量100mL/min 以上の要望に応えられるラインナップを追加すべく、最大吐出量500mL/min の「Qシリーズ中型」の開発も完了し、翌連結会計年度早々の発売を予定しております。

<「流体ソリューションセンターLABⅡ」の活用>

 お客様のお困り事を解決する場としてご利用いただいている「流体ソリューションセンターLABⅡ」については、WEBカメラやWEB会議システムを通じて行うリモート立会試験に加えて、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにより、お客様に直接お越しいただいて実施する実液立会試験も活発になっております。お客様が抱える様々な課題を解決するために、新たな測定機器の導入等を行い、さらなる市場の開拓を進めてまいります。

<基礎技術・要素技術の研究>

「スムーズフローポンプ」のコア技術にはダイヤフラムや弁座などがあり、それらの素材・形状の研究をはじめとして、様々な用途を想定した解析やシミュレーション・評価試験を積み重ね、製品開発・品質向上のスピードアップにつながるノウハウの蓄積を行っております。

 また、水処理、滅菌・殺菌市場向けに対しても、これまで培ってきた流体コントロールの技術に加えて、水質管理に必要不可欠となる計測技術の研究によって得られたノウハウを駆使して、お客様のニーズに合った高付加価値製品の開発や次世代技術の研究開発を推進しました。

 なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は344百万円です。

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