企業兼大株主タカラスタンダード東証プライム:7981】「その他製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

 当社グループは、以下のとおり企業理念を掲げ、主にホーロー製品による水まわり設備機器の製造販売等の事業活動を行っております。

<企業理念>

『大切な3つの“Standard(スタンダード)”』

 ・Living Standard(住生活水準)

タカラスタンダードは、「水まわり設備機器」と「ホーロー技術」の進化を通じて、より多くの人がより心地良い暮らしを楽しめるようにお手伝いします。

 

 ・Ethical Standard(倫理規範)

タカラスタンダードは、「社会との調和」、「社員の幸せ」、「環境への配慮」を大前提に、持続的な利益成長の実現を目指します。

 

 ・Quality Standard(品質基準)

タカラスタンダードは、お客様の「信頼」が最も重要な会社の資産であると考え、製品・サービスの品質向上をすべてに優先させます。

 また、当社グループは2021年度より、将来のありたい姿として、以下の長期ビジョンを掲げ、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

<長期ビジョン>

『ホーローと共に、光り輝く魅力ある企業へ』

 ・「独自性」を追求し、特別な価値を提供する企業

 ・「新たな事業領域」に挑戦し、顧客を創造する企業

 ・「働きがい」「生きがい」のある企業

 ・ 社会から「信頼・尊敬」される企業

(2)中長期的な経営戦略及び対処すべき課題

 当社グループは2023年度を最終年度とする「中期経営計画2023」を推進してまいりました。当中期経営計画は「持続的な成長に向けた土台作り」に取り組む3ヵ年と位置づけ、稼ぐ力の強化を図るとともに、環境変化に柔軟に対応できる経営基盤の構築を図ってまいりました。

 しかしながら、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による外部環境の大きな変化、不安定な国際情勢や資材・エネルギー価格高騰の長期化による製造・物流コスト負担の増加等により、売上高及び営業利益は目標を達成したものの、営業利益率は未達成となりました。

 このような経営環境のもと、2024年度を初年度とする3ヵ年計画「中期経営計画2026」を策定いたしました。新中期経営計画では「変革への再挑戦」をテーマに掲げ、長期ビジョンの実現に向け、持続的な成長並びに企業価値向上のため以下の点に取り組んでまいります。

1.収益構造改革

 国内住宅設備関連事業を中心にデジタル技術の活用による生産性の向上とマネジメントの強化、さらなる自動化・省人化を推進する。

 また新規売上の拡大のため、海外事業や新規事業を加速させ、新たな成長基盤を構築する。

2.財務戦略

 持続可能な成長基盤の構築に向けて、成長投資や経営基盤強化等に資本を積極的に配分するとともに、財務の健全性を維持しながら、株主還元の充実を図る。

3.サステナビリティ戦略

 気候変動問題をはじめとする環境問題への取組みを強化するとともに、人財開発・組織開発など人的資本の強化を図る。

(3)目標とする経営指標

 「中期経営計画2026」においては、財務指標に加え非財務指標を目標に掲げ、経済的価値・社会的価値両面から企業価値の向上を目指してまいります。

 

KPI

2024年3月期

(2023年度)

実績

2027年3月期

(2026年度)

※中期経営計画最終年度

2031年3月期

(2030年度)

 

財務指標

売上高

2,347億円

2,500億円

2,700億円

営業利益

124億円

200億円

270億円

営業利益率

5.3%

10%

ROE

5.2%

8%

非財務指標

CO2排出量

(Scope1+2)

58,828tCO2

49,000tCO2

(対2020年度比▲15%)

41,000tCO2

(対2020年度比▲30%)

従業員満足度

75.2%

77

80%

女性管理職比率

5.2%

10

15%

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