ジオマテック 【東証スタンダード:6907】「電気機器」 へ投稿
企業概要
(1) 経営方針
当社は社会における存在意義として、「価値ある薄膜・加工技術を提供することで、モノづくりとテクノロジーの発展に貢献する」ことを自らの使命と定め、あるべき姿として「薄膜・加工の技術とビジネスを極める、プロ集団となる」ことを目指しております。
また、政府が提唱するSociety 5.0にて標榜される超スマート社会と脱炭素社会の実現に寄与すべく、重点品目ごとに以下の指針を定め、能動的に顧客が望む製品やソリューションを提供してまいります。
ディスプレイ:最新のアプリケーションに、経験と品質で信頼に応え続ける
モビリティ:あらゆる移動体の中に、独自技術で新たな価値を提供し続ける
半導体・電子部品:継続発展産業の中に、薄膜加工技術で挑戦し続ける
(2) 経営環境及び対処すべき課題
経営環境
当社を取り巻く経営環境は、世界的な半導体供給不足は徐々に緩和され受注環境に回復の動きはみられるものの、ウクライナ・中東情勢の深刻化による地政学リスクの高止まり、中国の景気回復遅れによるサプライチェーンの変化、円安の継続による資源価格高騰など先行きは依然として不透明な状況であり、生産活動への影響が懸念されます。
また、当社主力製品の一つである液晶パネル関連製品においては、スマートフォンやその他モバイル製品向け液晶パネルの需要低迷に伴い、部品メーカーでの生産拠点集約により受注量が減少するなど、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況で推移しております。
対処すべき課題
このような経営環境の下、当社が認識している課題と対応策は、次のとおりであります。
①既存事業の強化
ディスプレイ、モビリティ、半導体・電子部品関連の3重点品目について、細分化して策定した商材戦略の着実な実行により、需要の発掘及び創造と競争力・収益力の強化を、能動的に進めております。
②新規分野の開拓
新規分野で伸ばすコア技術を創出する取り組みと共に、従来の部分加工受託で培った製造技術やノウハウに設備設計といったソリューションとしての価値提供による新たなビジネスモデルの拡張も進めております。
③リソースの整備
製品化や品質管理のプロセス、更には個々人の業務分析から最適配置まで、全社生産性のワンランク向上の視点にて見直しを進めております。
④企業風土の改革
全社ベクトルを合せて上述の対策効果を最大化し経営体質を強化するために、現場での意識改革と同時に、全社員が活き活きと働ける環境を整えるべくマネジメント強化を併せた企業風土改革の取り組みを、継続して進めております。
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