シグマクシス・ホールディングス 【東証プライム:6088】「サービス業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当連結会計年度、当社グループでは、企業理念を示す「パーパス」・「ビジョン」・「ミッション」・「バリュー」を下記のように定め、これを経営の方針として事業活動を推進いたしました。
- パーパス
『Create a Beautiful Tomorrow Together』
『信頼』『互酬性の規範』『絆』を軸とする
社会関係資本の考え方とそれが広く浸透していくことの大切さが、
世界の国々において見直されています。
そして、この社会関係資本こそ、
日本が培ってきたアイデンティティーそのものであり、
社会としての美しさだと思うのです。
私たちが目指すのは、
そんな美しい社会づくりに
貢献すること。
世代やパーソナリティーを超えて
お互いに尊重し合い、
誰もが快適に暮らし、活躍し、
希望を持って生きることができる社会。
シグマクシス・グループは、
クライアントやパートナーをはじめ、
さまざまな人や組織と力を合わせ、
シェルパとして新しい価値を
生み出していく。
まずは、明日を美しくすることから、
一歩一歩。
- ビジョン|ありたい姿
『LOVED by EVERYONE』
仲間と出会える。
チャンスがひろがる。
チャレンジできる。
成長できる。
社会に貢献できる。
人生が豊かになる。
- ミッション|社会的使命
『企業のトランスフォーメーションを推進し、クライアント、パートナーと共にSDGsの達成に貢献する。』
- バリュー|私たちが大切にしていること
ヒューマン・バリュー
『オープン&トラスト』 まず自分をオープンにすること。そして相手を信頼すること。
『真摯』 何事にもひたむきであること。
『ホスピタリティ』 相手の心をおもんばかり、行動すること。
『美意識』 美しい自分であるように努力すること。
『異質の尊重』 多様な価値観を知り、理解し、尊重すること。
『仲間』 仲間を思いやり、助け合うこと。
ビジネス・バリュー
『思いの共有』 相手の真意を理解し、自らの真意を伝える。
『コラボレーション』 立場の違いを超えて目標を共有し、高い価値を創造する。
『アグリゲーション』 ヒト、モノ、コトを自在に組み合わせ新しい価値を生み出す。
『シェルパ』 共に行動し、最後までやりきる。
『アジリティ&スピード』 変化を迅速に察知し、即応する。
『知的闘争』 妥協することなく、圧倒的な品質を追求する。
(2)経営戦略等
・コンサルティング事業
シグマクシスは、企業の「3つの変革」実現を目指し、多様な能力を組み合わせたコンサルティングサービスを提供します。また、企業間連携やジョイントベンチャー設立のシナリオを描き、投資事業と連携して、クライアントやパートナーと共に新たな価値創造に取り組みます。また「3つの変革」を目指す、あるいは実現した企業とともに産業や社会の未来像を構想し、企業・産業横断型の新たな事業づくりや、企業間でのビジネス機能の共有化に取り組みます。
・投資事業
リジェネラティブ&ウェルビーイング(地球資源を再生しつつ、人々の暮らしを豊かにする)領域の投資案件を中心に、以下のドメインにおけるアジェンダを追求しながら投資活動を行います。また、コンサルティング事業との連携により投資先企業の成長および企業価値向上を支援するとともに、クライアントとの共同投資も推進します。
【ドメイン】
- まち(人々が出会い、暮らしを楽しみ、災害に強いまちを創るには?)
- インフラ(人口減、環境に配慮しつつ、まちを持続的に支えるインフラとは?)
- モビリティ(目的に応じて、”繋ぐ” ”運ぶ” ”移る”はどのように変わりうるか?)
- 地球(地球資源を循環させつつ、価値を持続的に生み出すには?)
- デジタル・AI(先進的なテクノロジーを活用し、既存産業はどのように進化できるか?)
- 仮想空間(デジタル空間を活かし、様々な人がクリエーターになる世界とは?)
- 食(食体験を通じて、美味しさ、楽しさ、健康を両立させるには?)
- 健康と長生き(運動、睡眠などの習慣や様々な支援で如何に長生きを実現するか?)
- 学ぶ・働く(社会変化に対応し、生涯生き方をしなやかに変え続けるには?)
- 心(心の豊かさや成熟度を如何に育むか?)
(3)経営環境
わが国の経済はこのところ足踏みもみられますが、緩やかに回復しています。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっています。また、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分な注意が必要です。
このような環境の中、当社グループは、コンサルティング事業と投資事業の連携のもと、様々な産業および企業の価値創造、社会課題を解決する新たな市場や事業の創出を行っています。コンサルティング事業は、デジタル経済下で企業が取り組むべき主要なトランスフォーメーションとして、生産性革命によって大幅な業績向上を実現する「デジタル・トランスフォーメーション」、新たな成長エンジンとなるビジネスモデルを成長市場で構築する「サービス・トランスフォーメーション」、経営プラットフォームを変革する「マネジメント・トランスフォーメーション」を掲げ、多様な能力を擁したプロフェッショナルが、企業の課題解決と新価値の創造、企業間を連携した新事業や産業の共創に取り組んでいます。投資事業は、高度なデジタル技術の活用や、「まちづくり」「食・健康」など、リジェネラティブ&ウェルビーイング領域の投資案件を中心に手掛け、コンサルティング事業との連携により投資先企業の成長および企業価値向上を支援しています。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループの中長期の成長イメージ「2026年3月期『ありたい姿』」の実現に向けコンサルティング・投資両事業の成長を加速し、事業を推進してまいります。
具体的には次の分野の取り組みを行ってまいります。
① クライアントの深耕
- 強固なリレーション構築
- 将来を見据えた課題の発掘
② 構想提案の実践
- 変革を促す要因の把握と対応策の提示
- 投資を活用した事業価値向上の提案
③ サービス価値の向上
- 能力開発
- 人財の採用
- ネットワークの拡大とエコシステムの形成
④ 生産性の向上
- ナレッジ共有の促進
- 先端テクノロジーの活用
また、豊富な資金をいかに活用するかを財務上の課題と捉えており、上記の②構想提案の実践‐投資を活用した事業価値向上の提案、③サービス価値の向上‐能力開発/人財の採用、④生産性の向上‐先端テクノロジーの活用などの取り組みに投資を行ってまいります。
(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、収益力を向上しながら継続的に成長していくため、売上高経常利益率、コンサルティング事業においてはコンサルタントの人数及びプロジェクト満足度、投資事業においては株式及び投資事業組合への投資残高等を経営指標としております。プロジェクト満足度は顧客企業から継続して受注するために重要な指標と考えております。
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