カーブスホールディングス 【東証プライム:7085】「サービス業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組の状況は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
当社グループは、2023年8月期に、サステナビリティ基本方針策定並びに推進体制の構築、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)および取り組みテーマの特定をいたしました。
詳細は次の通りです。
(サステナビリティ基本方針)
『地域密着の健康インフラ』を目指し、社会課題の解決に貢献します。
カーブスグループは創業から掲げる経営理念、
事業目的:病気と介護の不安と孤独のない生きるエネルギーが溢れる社会をつくる
私達の使命:私達は、
正しい運動習慣を広めることを通じて、
お客様と私達自身の豊かな人生と
社会の問題の解決を実現します。
に基づき『地域密着の健康インフラ』として社会課題の解決に貢献することを第一義として経営をして参りました。お客様、フランチャイズ加盟店、ともに働く人達を含めたステークホルダーの皆様とともに、社会・環境をより良くしていくことに努めることでサステナビリティ経営を実践して参ります。
(サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)と取り組みテーマ)
(1)『地域密着の健康インフラ』としてお客様と社会の心身の健康への貢献
①お客様の健康課題・ニーズ・不の解消をとらえたサービスと商品の開発・改善および、サービスと商品の提供品質を高め続けお客様満足度とお客様の健康度を高め続ける
②エビデンス・ベースト・エクササイズの考え方に基づき運動の効果の科学的実証を進める
③社会の健康課題につながる学術的研究に積極的に参画する
(2)お客様の安全・安心No.1を目指した経営
①ハードウェア(設備・運動機器など)の安全・安心
②ソフトウェアにおける安全・安心のサービス提供
③安全・安心のPDCAをワークさせ継続的改善を図る
(3)環境にやさしく気候変動リスクが低いビジネスモデルづくりと店舗運営
①より環境負荷の低いビジネスモデルづくり、店舗運営の仕組みづくり
②サプライチェーン全体を見据えた環境負荷の低減への取り組み
③気候変動リスクを低減できるビジネスモデルづくり、店舗運営の仕組みづくり
(4)やりがいと働きがいに溢れる一人一人が輝く人材育成・職場づくり・組織運営
①(フランチャイジーも含めて)働く人達一人一人が「やりがい・成長・存在価値」を高められる人材育成と組織
運営
②(フランチャイジーも含めて)働く人達一人一人の健康・生活の充実・幸せにつながる職場づくりと組織運営
③(フランチャイジーも含めて)働く人達一人一人が主体性を発揮する自立型人材の育成と一人一人の知恵を活かす集合天才型組織運営
(5)地域社会への貢献
①地域社会の健康づくりと社会資本(ソーシャルキャピタル)充実への貢献を図る
②健全なフランチャイズチェーン運営による地域経済・雇用への貢献を図る
(6)サプライチェーンにおける公平公正な取引と人権・人間性の尊重
①サプライヤーとのパートナーシップの形成
②事業パートナーであるフランチャイジーとの互恵の関係の構築
(一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会制定の倫理綱領を遵守)
③人権・人間性を尊重したサプライチェーンの構築
(7)実効性の高いコーポレートガバナンス
①中長期の企業価値向上、戦略的視点からの経営意思決定
・『カーブスグループ5つの経営指針』を遵守した経営
・ステークホルダーとのエンゲージメントを重視した経営
・オープンな情報共有と活発な議論を土台とした意思決定
②コンプライアンスの遵守
③リスク管理体制の構築
(ガバナンス)
当社グループは、サステナビリティ経営を推進するため、「サステナビリティ経営推進委員会」を設置し、「サステナビリティ経営推進会議」を四半期に一度実施しております。サステナビリティ経営推進委員会は、当社代表取締役社長を委員長に、主要子会社の株式会社カーブスジャパン取締役社長を責任者として、各事業分野の責任者(子会社社長および子会社常務執行役員)を委員とし、サステナビリティに関する課題と目標設定、進捗管理を行い、そのマネジメントのために「サステナビリティ経営推進会議」を開催しております。その議事内容は、取締役会に報告され、取締役会は課題、取り組み内容に対する助言を行っております。
(サステナビリティ推進体制)
①サステナビリティ経営推進委員会は、代表取締役社長を委員長に、主要子会社の㈱カーブスジャパン取締役社長を責任者として、各事業分野の責任者(子会社社長および子会社常務執行役員)を委員とし、サステナビリティに関する課題と目標設定、進捗管理を行います。
②このマネジメントのために、四半期に1回、サステナビリティ経営推進会議を開催します。
③サステナビリティ経営推進会議の議事内容は、取締役会に報告され、取締役会は課題、取り組み内容に対する助言を行います。
(リスク管理)
サステナビリティに関するリスク管理の内容は、必要に応じて四半期に一度開催されるサステナビリティ経営推進委員会で報告されます。
また、当社グループの経営に対するあらゆるリスクに対処するため「リスク管理規程」を制定し、予想されるリスクの把握とともに予防的措置をとり、さらにリスクが発生した場合の被害を最小限にとどめるための体制を整備しており、当社に重要な影響を及ぼすリスクを発生させないための対策の立案や顕在化した場合に適切に対応するための組織として、代表取締役社長を委員長とする「リスク対策委員会」が必要に応じて設置できる体制となっております。
留意すべき重要な機会とリスクについては各事業分野の責任者が参画する「サステナビリティ経営推進会議」で評価・特定をし、評価・特定されたリスク・機会についてはサステナビリティ推進体制の下で管理されます。
(多様性の確保を含む人材育成方針および社内環境整備方針)
当社グループでは、人材を最も重要な経営資源のひとつと位置づけるとともに、働く人一人一人の人間性を尊重し、「やりがい・成長実感・存在価値」を高め続け、一人一人が健康で幸せな人生を実現することを経営上の重要課題としています。この基本思想は、フランチャイズ本部であるカーブスグループのみならず、フランチャイズ加盟企業においても同様であり、チェーン全体の経営の在り方として重視をしています。
主力事業である「女性だけの30分フィットネス カーブス」においては、創業初期より「女性が輝く職場No.1の実現」を重要戦略と位置づけてきました。「フィットネスインストラクター職・接客サービス業の女性の勤務体系」において、当時では稀であった「正社員採用・週休2日・日祝休み・夜間勤務なし」などの制度を運用し、また、充実した教育制度によるスキルアップを重視してきました。これらによる女性人材の活用、成長こそがカーブスの成功要因のひとつであり、今後も一人一人が健康で幸せな人生を実現できる環境の整備を進めて参ります。
①実力主義人事制度
当社グループでは、ジェンダー、人種などに関わらず、一人一人の従業員の実力(発揮能力)によって給与・役職などが決まる独自の公平公正な人事制度を構築し運用をしています。各職務によって必要とされる発揮能力を定義し、54段階の判定基準が設定されており、全社員は半年に1回、自己評価と上司による評価を受け、人事考課がなされます。評価結果は上司からフィードバックされ、個々人がどのような能力、スキルを身につけ、活躍をしていくべきかを考えることができるため、一人一人の能力向上、スキルアップにつなげられる自己成長のための人事制度でもあります。
今後もジェンダー、人種などに関わらず公平公正な人事制度の運用を推進して参ります。
②女性の管理職への登用について
当社グループは、創業期より、「女性が輝く職場No.1」を目指し、組織運営をして参りました。性別に関わらず平等な機会があり、個々人のライフプラン、キャリアプランに沿った活躍の場をつくることに努めています。
③教育、スキルアップ機会の提供
当社グループでは、グループの社員はもちろんのこと、フランチャイズ加盟店の従業員も含めて、教育、スキルアップの機会を数多く提供しています。インストラクターとしての専門知識習得から顧客サポートの実技スキル向上、健康や医学に関わる専門知識習得、マネジメント力向上やリーダーシップ開発のための研修など幅広い研修機会があります。集合型の研修の定期開催およびEラーニングによる学習環境の整備まで様々な学習とスキルアップの環境を整えています。
(多様性の確保を含む人的資本の指標および目標)
①女性管理職比率
当社グループの女性管理職比率は60%を超えており、今後も女性のキャリア形成を支える環境整備を進めることで、女性管理職比率を中長期的に高水準で維持していくことを目指して参ります。
②研修参加率
当社グループ社員、フランチャイズ加盟店の従業員も含めて、より良い学習とスキルアップの環境を整えていくことで研修参加率の向上を目指して参ります。
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