オークワ 【東証プライム:8217】「小売業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年5月15日)現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、スーパーマーケットを中心とする小売事業とそれを補完する外食事業などで構成されております。当社グループは、「わが社の成長発展こそがお客様の生活文化の向上を促し、社会への大きな貢献となることを念願し、チェーンストア業界の名門としての地位を永遠に確立する」の経営理念のもと、お客様のニーズに合った商品・サービスの提供を通じて、お客様の豊かなライフスタイルの実現に貢献することを目指しております。
(2) 経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社は、2022年4月に2025年度を最終年度とする中期経営計画を策定し、持続的・安定的な経営の確立と企業価値向上を実現させることを目標に取り組んでまいりました。
しかしながら、国際情勢の悪化に伴う原油などのエネルギー資源や原材料価格の高騰は、当初の想定を大きく上回り、当社の経営に大きな影響を及ぼしております。
現在、当社のROE(自己資本利益率)は、株主資本コスト(5%台と認識)を大幅に下回っており、ROEやEPS(1株当たり当期純利益)の実績について、市場からの期待に応えられていない結果、PBR(株価純資産倍率)は1倍を大きく下回る状況が続いています。
このような状況を踏まえ、現中期経営計画を見直し、2027年2月期を最終年度とする中期経営計画を新たに掲げ、一部戦略内容の更新と新たな目標方針の設定を行いました。
(3)新中期経営計画の方針
オークワの経営ビジョン『変わらぬ想いで、変わり続けるスーパーマーケット』は継続し、蓄積された顧客の購買履歴データと従業員の高いスキルを最大限に活用し、収益力強化を図ります。
また、PBRの改善に向けた取り組みとして持続的成長による株主価値の向上を図るための方策を強化していくとともに、成長投資とのバランスを考慮した資本政策・財務戦略を実行し、また人的資本価値の向上やサステナビリティ経営についても一層の充実を図り、市場から十分な評価を得られるよう努めてまいります。
(4) 2024年度~2026年度 新中期経営計画
① 新中期経営計画の方針及び目標値
② 資本政策・財務戦略
③ 新中期経営計画の重点課題と施策
④ 店舗戦略
⑤ 商品戦略
⑥ 販売促進施策
⑦ マーケティング戦略
⑧ 組織改革
⑨ IT戦略推進(DX)
⑩ 人的資本価値の最大化
⑪ サステナビリティ経営
⑫ コーポレートガバナンス
(5) IR活動の充実
これまで実施してきたIR活動を継続・強化することで投資家との対話を深め、企業価値を向上させることでPBRの改善に努めてまいります。
・ホームページ内容の定期的な更新、財務情報・非財務情報の積極的な開示
・決算説明会の内容充実、オンライン開催の継続
・株主・投資家との対話の継続・強化と経営幹部への適切なフィードバック
(6) 主要目標数値(連結) (単位:百万円)
| 2022年度 (実績) | 2023年度 (実績) | 2026年度 (目標) |
営業収益 | 246,877 | 247,378 | 290,000 |
営業利益 | 2,927 | 2,888 | 7,000 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 928 | 1,000 | 3,700 |
ROE(%) | 1.2 | 1.3 | 5.0 |
EPS(円) | 21.18 | 22.79 | - |
PBR(倍)(※) | 0.52 | 0.49 | - |
※ 期末日時点の株価で算出しております。
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