エン・ジャパン 【東証プライム:4849】「サービス業」 へ投稿
企業概要
(1) ガバナンス
当社グループではサステナビリティを巡る課題への対応について、重要な経営課題であると認識しております。取締役会では、基本的な方針として環境基本方針、人権方針及びコンプライアンス基本方針を策定しており、経営資源の配分や経営戦略が企業の持続的な成長に資するよう取り組んでまいります。
(2) 戦略
当社グループは設立以来「ビジネスを通じた社会課題の解決」に取り組んでおり、マテリアリティとして掲げております。慈善・文化支援活動ではなく、影響力と継続性を兼ね備える「本業」の中で、業界、ひいては社会全体をより良く変革していくという信念を貫いてきました。この信念のもと、サステナビリティに関する取組にも国連で採択されたSDGs (持続可能な開発目標)に照らし合わせ、本業での社会貢献に取り組んでおりますが、特に「働きがいも経済成長も」「質の高い教育をみんなに」の2つは、当社グループの事業との関連性が非常に強い項目であり、入社後の活躍による仕事人生の充実や経済成長、社会人向けの教育サービスの普及や質的向上、さらにAIを活用したマーケティング支援や新しい価値の創出など、非HR領域を含め様々な形でSDGs達成に貢献できると考えております。
[人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針]
当社における人材の育成及び社内環境整備に関する方針は、従業員一人ひとりの「CareerSelectAbility®」を高めることです。CareerSelectAbility®(キャリア自己選択力)とは、当社オリジナルの言葉であり、いかなる状況においても自身が望むキャリアを選べるだけの実力、つまり、仕事内容や働く企業、外部環境が変化しても、活躍を続けられるような普遍的能力を指しています。高いCareerSelectAbility®を有する人材を増やすことは、組織としての変化への適応力を高め、当社の持続的な成長・発展を加速させます。また、従業員個人としての人生の充実・幸福度合いにも影響を与えるものとして、非常に重視している観点です。
そのため、当社においてはCareerSelectAbility®の獲得・発揮度合いを人事評価の基準としており、その獲得・発揮につながる仕事のアサインメントや上司-部下のコミュニケーション促進、また各種人事制度や教育カリキュラムの提供を行なっております。加えて、20代からマネジメントに挑戦できる「チャレンジ管理職制度」や、出産・育児といったライフイベントを経てもキャリアを断絶させない「スマートグロース制度」などを設け、持続的な能力開発を支援しております。
(3) リスク管理
当社では、リスクに機動的に対応できるようリスク管理委員会を設置し、全社重要リスク対応策の立案、実施、評価および改善などを行う、全社リスクマネジメント体制を構築しています。サステナビリティに関連するリスクも全社リスクと統合され、取締役会及び経営会議等にて報告および議論しております。
(4) 指標及び目標
当社グループの事業の特性上、環境へのインパクトは少ないですが、GHG排出量削減を目的とした数値計測を実施しております。当該指標に関する実績は、次のとおりです。
| 2021年度 2020.4-2021.3 | 2022年度 2021.4-2022.3 | 2023年度 2022.4-2023.3 | |
温室効果ガス・ エネルギー 排出量データ | CO2排出量 Scope1 (都市ガス使用量) | - | - | - |
CO2排出量 Scope2 (電気使用量) | 357.2 | 345.3 | 286.4 |
(注)データはエン・ジャパン単体(主要拠点である、東京・大阪・名古屋オフィスが対象。各契約事業会社の排出係数および入居ビル提供による排出係数をもとに算出)都市ガスは当社オフィスにおいて使用・排出しておりません。
[人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標]
また、当社では、上記「⑵戦略」において記載した人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に関する指標として、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりです。
指標 | 目標 | 実績 |
CareerSelectAbility®のスコアが上がった従業員の比率 (毎年度末に実施している360度評価における前年度比) | 80% | 80.6% (2023年3月実施) |
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