エバラ食品工業 【東証スタンダード:2819】「食品業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
エバラ食品グループは、“「こころ、はずむ、おいしさ。」の提供”という企業理念及び行動指針に基づく事業活動を通じて、より多くのステークホルダーの皆さまに「自分らしいたのしさ、心身のすこやかさ」をお届けし、企業の持続的発展と環境・社会との調和を目指してまいります。
■重点テーマ
「資源の有効活用と地球の持続可能性への対応」
「健康な心と体、おいしさがつなぐ絆づくりの提供」
「安全・安心な商品・サービスの提供と新たな価値の創造」
「組織と人材の活性化」
(1)サステナビリティ
① ガバナンス
当社グループのサステナビリティにおける重点テーマに関する施策を推進するため、2022年7月に代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置しました。同委員会では、サステナビリティに関する方針・目標・戦略の策定や目標の進捗管理・重要施策等について審議しています。審議した重要事項を定期的に取締役会へ報告・提言し、取締役会は重要事項の決議・監督を行います。
また、サステナビリティ方針に基づいた個別施策を推進する部門横断型組織として環境小委員会(2023年4月より「環境部会」に名称変更)やワーキンググループを設置しています。なかでも環境小委員会は担当取締役を委員長とした組織であり、事業が環境に及ぼす影響の把握や評価、気候変動対策等の審議を行っており、審議された重要項目は適宜「サステナビリティ委員会」へ付議・報告しています。
② リスク管理
当社グループは毎年、事業におけるリスクの評価分析と統制内容の確認を行ったうえで、高リスクに特定された項目については主幹部署を定めて統制活動を行っています。また、代表取締役社長を委員長とする「内部統制委員会」を四半期ごとに開催し、統制活動のモニタリングをすることで実効性を高めています。特に重要度の高い環境・社会リスクについては、「サステナビリティ委員会」の中で方針策定、実行計画への落とし込み、実行計画の進捗確認を行っています。
(2)人的資本
① 人材育成方針
当社グループは、社員一人ひとりが「お客さまへの情熱」と「チャレンジ精神」を持ち、それを力に人と人との絆づくりの機会を広げていきたいと考えています。行動指針の一つに「冒険、反論、失敗の自由」を掲げ、全社員を対象とした新規事業・新商品の創造に挑戦できる社内提案制度や自発的な成長を支援する制度(注)を導入することなどにより自己成長と働きがいの源泉である「挑戦」を促し、主体的に学び行動することができる「自律型人材」の育成を目指しています。また、多様なニーズに対応した価値ある商品・サービスをお届けするため、性別や国籍を問わない採用、能力のある人材の積極登用、キャリアアップの機会を提供しています。これに加えて現在、ジョブ型の要素を加えた人事制度へと改定するとともに、人的資本の可視化や長期ビジョン策定を推進しており、あるべき姿に近づくための適切な指標・目標の検討を進めています。
② 社内環境整備方針
当社グループは、従業員が仕事と生活の調和を図りながら心身ともに健康で、イキイキと働ける環境を整備することが重要だと考えています。働きやすい環境整備のための各種制度導入(在宅勤務、時差出勤、フレックス・タイム制、出産・育児・介護に関する支援制度等)や、長時間労働の削減、有給休暇取得促進、健康推進等の取り組みを進めています。また、衛生管理委員会やコンプライアンス勉強会を定期的に実施し、人権・個性・多様性を尊重しながら、従業員一人ひとりの安全と健康に配慮した健全な職場環境の確保に取り組んでいます。
③ 指標及び目標
指標:自発的成長支援制度(注) 利用件数
目標:800件(2022~2030年度累計)
実績:84件(2022年度 ・進捗率 10.5%)
(注)自発的に学ぼうとする社員に対し、その費用の一部を会社が負担する制度
- 検索
- 業種別業績ランキング