エッチ・ケー・エス 【東証スタンダード:7219】「輸送用機器」 へ投稿
企業概要
当社グループは、エンジン技術をベースとして、多様化、高度化する顧客ニーズに応えうる製品を提供していくことを基本方針にして研究開発に取り組んでおります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は870百万円となりました。
なお、当連結会計年度における主な成果としては、以下のようなものがあります。
新規事業に向けた取り組みでは、前連結会計年度に続き、環境省より公募された「令和5年度バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業」に、複数のパートナー企業とともに共同実施者として参加し、バッテリー交換式のEVトラック、それらに搭載するバッテリーパック、およびバッテリーパック交換ステーションの開発による商用車のEV化の促進と、物流網の脱炭素化を目指す取り組みを進めてまいりました。また、協業関係にある台湾のXing Mobility社と共同で、液浸バッテリーに関する基礎開発を進め、バッテリー分野の事業化への知見を蓄えてまいりました。これらバッテリーに関する新たな知見と、当社が従来より携わってきたBi-Fuel事業とを組み合わせた新たな取り組みとして、当社は、2024年度の東京オートサロンにて、トヨタハイエースを電動化、ガスハイブリッド化した「HKS e-HIACE “Multi Energy” Concept」を発表しました。こちらは現在開発中のハイブリッド・コンバージョンキットを採用し、電力とモーターで車両を駆動させるとともに、液体燃料、気体燃料の双方で稼働可能なエンジンを発電機として使用するコンセプトモデルです。
アフターマーケット事業における成果としては、当社基幹商材のマフラー商材において、当社独自の薄肉曲げ技術を活かし、ステンレス製マフラー最軽量となる7.8kg(純正重量比52%軽減)を実現した最軽量GR86用マフラー、「Hi-Power Spec LⅡ for CUP」を発売しました。また、同じく基幹商材であるサスペンション商材では、現地車両向け商材開発の一環として、「HIPER MAX S テスラ モデルY用」を発売。エンジン商材では、トヨタGRヤリス、GRカローラ向けのエンジン、G16Eの排気量を1.75Lにアップグレードする「CAPACITY UPGRADE KIT G16E 1.75L KIT LOW-COMP STEP3」と、トヨタGR86、スバルBRZ向けのエンジン、FA24を2.5Lにアップグレードする「SHORT BLOCK FA24 2.5L HIGH COMP」を発売し、電子商材では、ベーシックモデルのブーストコントローラー「EVCーS」の機能を拡張し、操作性を高めた後継機「EVC-SⅡ」を発売しました。
その他の製品分野におきましても、ターボチャージャーASSYのラインアップの拡充や、既存ラインアップの新車種・新グレードへの展開を進めてまいりました。
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