企業エイジス東証スタンダード:4659】「サービス業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

 当社は、1978年の創業時から「お客様に棚卸のプロフェッショナルとして最高レベルの棚卸サービスを提供する」を基本方針としてまいりました。またグループ経営理念として「Mission」および「Values」を定め、エイジスグループとしてチェーンストアの発展と豊かな社会の実現に貢献していくことを目指して、日々の事業活動を行っております。

 業界のトップ企業であることを強く自覚し、プロフェッショナルとしてお客様に最高のサービスを提供してまいります。

(2)目標とする経営指標

 当社グループは、株主資本の最適な活用を図るとともに、株主との一層の価値共有を図り会社業績に連動させるべく、これまでの売上高および営業利益の拡大に加え、ROE・ROICを新たな経済価値指標として設定することで、事業の成長に取り組んでまいります。 

 なお、新たな成長戦略である新中期経営計画「vision50」においては、収益力の向上と成長軌道への回復を目指す期間と位置づけ、EBITDA率を維持しながら、ROE・ROIC10%の達成を目指し、中長期的な成長を見据えた人的資本への投資、成長事業の創出に向けた投資を積極的に行うことで、「vision50」で掲げております、最終年度に連結売上高500億円の実現を図ってまいります。 

(3)経営環境および中長期的な会社の経営戦略

 当社グループを取り巻く事業環境は、少子高齢化に伴う小売業界全体の市場規模縮小に加え、コスト削減意識の高まりに伴う外注業務の内製化、人手不足の高まりや賃上げによる人件費の増加など、厳しい状況が続くと予想されます。

 このような環境のもと、当社グループでは「チェーンストアの発展と豊かな社会の実現に貢献する」という企業理念のもと、株主をはじめとするステークホルダーの皆さま、そして社会にとってより魅力的な企業であり続けるために、「サービスプロバイダーからソリューソンプロバイダーへ」「メーカーと小売業と消費者をつなぐ唯一無二の存在へ」を実現し社会的価値を向上すべく、新たな中期経営計画「vision50」を策定し、これらを実現するために事業活動に取り組んでまいります。

(4)会社の対処すべき課題

当社は、当社グループの持続的な成長を実現するために、以下を対処すべき課題として認識しております。

① 「事業転換を実現するために新たなシナジーを創出する」

 サービス価格や棚卸条件変更提案により収益性を改善するとともに、当社グループの顧客資産を活かしたクロスセルの推進や、高品質で高付加価値なサービスを提供することで、お客様とのパートナーシップの強化を図ってまいります。また経営組織をスリム化し、オペレーションや成長領域への経営資源を集中させることで、各事業の成長を実現させてまいります。

② 「グループの柱となる新たな事業を創出する」

 メーカーや小売業のニーズを満たす新たなサービスやソリューションを開発するため、外部資源の取り込みによる仕組みづくり、中期経営計画に沿った機能補完を実現するためのM&Aなど投資を実行してまいります。また、新サービスの発掘を目的とした米国リテイルサービス企業や流通関連サービスの調査・研究を進めるほか、創造性と挑戦力を生み出すためのダイバーシティの取り組みなど、新たな事業の創出に向けた取り組みを積極的に実行してまいります。

③ 「展開地域をアジアから世界へ拡大する」

進出地域および顧客固有のニーズを満たすソリューションサービスを開発し拡販するため、主要顧客との共同プロジェクトや提携の推進、Webを活用したマーケティングの強化や、現地に即した高品質で低コストなオペレーションの構築による収益性の向上、展開地域の拡大に向けた海外展開戦略の実行など取り組みを進めてまいります。

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