エイジス 【東証スタンダード:4659】「サービス業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ全般に関するガバナンスおよびリスク管理
当社グループは、リスク管理を経営の重要課題と位置付け、「リスク管理委員会規程」を定め、サステナビリティに関するリスクの予防と早期発見を実現する管理体制の構築に取り組んでいます。
① 取締役会は、経営リスクに関する早期報告および活発討議が行われるように努めるとともに、「リスク管理委員会規程」を定め、同規程に沿ったリスク管理体制を構築しております。
② 経営企画室長は、取締役会が決定した「リスク管理委員会規程」に基づき、リスク管理委員会を開催します。
③ リスク管理委員会ではサステナビリティに関するリスクの分析・評価・防止策の決定・モニタリングを行います。新たに生じたリスクに対しては、リスク管理委員会にて速やかに責任担当部門を定め、必要な対応を講じるとともに、重要度に応じて取締役会に報告します。
④ 不測の事態が発生した場合には、必要に応じて、弁護士、公認会計士等を含む外部専門家のアドバイスに基づく迅速な対応を行い、損害の拡大を防止しこれを最小限に止めるよう努めます。
⑤ 各部署および関係会社は、担当する業務におけるリスク管理を適切に実施します。
⑥ リスク管理委員会は原則年2回開催します。
(2)戦略
当社グループは、経営理念に「プロフェッショナルとしてお客様に最高のサービスを提供することにより、チェーンストアの発展と豊かな社会の実現に貢献します」を掲げており、事業活動を通じて社会の期待に応えていくことが、その持続可能性(サステナビリティ)を保ち、更に成長につながるということを強く認識しています。地域社会と共生し社会の課題に向き合っている事業パートナー(チェーンストア)と共に持続的に成長することを目指しています。
また、当社グループは持続的な成長を実現するために人的資本の最大化に取り組んでおります。多様な雇用機会を提供し、また働きがいや働き方を重視し、重要な社会の課題である雇用と労働環境について誠実に向き合っています。
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針は以下のとおりであります。
① 経営理念に基づく人材育成の基本方針
当社グループは、「誠実」「個人の尊重」「顧客主義」「現場主義」「挑戦」を当社グループの価値観と行動指針とするValuesの浸透を、人材育成における基本方針としております。
「誠実」
お客様、一緒に働く社員、自分自身に対して誠実であること
「個人の尊重」
個人の多様性を認め理解し、一人ひとりに敬意をもって接すること
「顧客主義」
お客様の求めているもの、お客様にとって有益であることを徹底して追及すること
「現場主義」
現場から離れず、科学的思考をもって推測ではなく、事実をもとに考えること
「挑戦」
現状に満足せず、常に高いレベルを目指して失敗を恐れず自ら挑戦すること
② 成長戦略の実現に向けた主な取り組み
当社グループは、チェーンストア産業を変革する新たな価値を創造するために「棚卸会社からリテイルサービス会社へ事業転換する」「グループの柱となる新たな事業を創出する」「展開地域をアジアから世界へ拡大する」という中期方針の実現に向けて、人材の多様性の確保および育成のために、次の取り組みを推進しております。
<エイジスダイバーシティの推進>
社員一人ひとりが働きやすさと仕事のやりがいを感じ、個々の能力や個性が発揮できる職場環境と、多様な意見や価値観によりイノベーションが起こる組織風土の実現に向け、2020年より3つのダイバーシティをエイジスダイバーシティとして定義し、その実現に取り組んでおります。
「意見のダイバーシティ」
・個人が尊重され、心理的安全性が保たれていて、それぞれの意見を自由に発信できること
「内面的ダイバーシティ」
・多様な価値観や考え方、能力、経験をもつ個人が受け入れられていること
・多様な働き方や仕事の仕方にあったコミュニケーションスタイルがとられていること
「外面的ダイバーシティ」
・性別・国籍・年齢などの属性によらず、採用・配置・任用の機会が均等にあること
<自律型人材の育成>
変化のスピードが速い現代において、変化への対応と新たな価値の創造は、企業価値の向上および持続可能な事業活動において重要であり、当社グループは、これまで技術やテクノロジーの活用による独自のオペレーションシステムの構築や新サービスの開発など、当社グループのタグラインでもあります「Your Partner in Retail Solutions」の実現のため、様々なミッションに取り組んでまいりました。
その原動力となる、多様な能力やスキルの向上、挑戦し続けることができる組織風土づくりのために、若手と中途の積極的採用、教育体系の拡充・整備、シニア社員の活躍に向けた取組を通じて、自律型人材の確保と育成を推進してまいります。
③ 社内環境の整備
経営理念に基づく人材育成の基本方針および成長戦略の実現に向けた取り組み推進のため、以下の環境整備をしております。
従業員のエンゲージメント向上 | 働きがいと働きやすい職場作りのため、毎年全社員を対象とした意識調査を実施しております。 |
心理的安全性のある組織風土の醸成 | 多様な価値観や考え方を意見として自由に言うことができるフラットな関係を作るために、役職で呼ばない「さん」付け運動や、上司と部下による1on1を推進しております。 |
会議の活性化 | 建設的な意見交換やアイデアが発言できるように、会議ルールの策定と浸透、ファシリテーション研修を実施しております。 |
選抜型人材育成プログラムの拡充 | 変化の激しい時代をリードする自律的な人材育成を目的とした、中長期的な選抜型経営人材の育成を推進しております。 |
挑戦とキャリア形成支援 | 社員が自らの意思で挑戦し自律的なキャリアが形成できるよう、公募型人事異動制度の導入、キャリア支援制度の拡充を進めております。 |
多様な働き方に関する制度の拡充 | 働きやすい職場作りとワークライフバランスが実現できるように、テレワーク環境の整備、育児・介護休暇制度の改訂、配偶者出産時の特別休暇制度・ジョブリターン制度の導入など多様な働き方の実現に向けて取り組んでおります。 |
DXの推進 | DXによる新たな価値の創造、品質と業務効率の改善のため、DX戦略本部の設置や、IT・テクノロジーの知識・技術の向上に関する教育研修の拡充に取り組んでおります。 |
(3)指標及び目標
当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載をした、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針に係る指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われてはいないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。
指標 | 目標 | 実績(当事業年度) |
正社員に占める女性社員の割合 | 2030年4月までに20%以上 | 12.0% |
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