アクモス 【東証スタンダード:6888】「情報・通信業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、社是と企業理念に従ったアクモスフィロソフィー(考え方、価値観、行動規範)のもと、持続的な成長と企業価値の更なる向上に努めてまいります。
(社是)
挑戦する心
挑戦を心の糧に、失敗を技術の種に
私たちは、社会や技術の進歩が私たちを簡単に追い越して置き去りにしてしまう、そういう変化の激しい時代に生きています。
一方、私たちは変化を好まず、今の生活を変えたくないと心のどこかで思っています。
私たちアクモスグループは、事業を通じて社会の進歩・発展に貢献することを使命としております。
その使命を果たすために、私たちは「挑戦する心」をもってプロフェッショナルなサービスを提供し続けます。
(企業理念)
アクモスグループは、社会の進歩・発展に貢献するため、仕事を通して心の豊かさと技術の向上を追求し、お客様に感動していただけるプロフェッショナルなサービスを提供して、持続的な成長を実現します。
アクモスグループは「仕事を通して心の豊かさと技術の向上を追求する」ことを掲げました。
会社が持続的に成長していくためには、社員一人ひとりの物心両面の豊かさと技術の向上を得られる環境が必要だからです。
同時に「お客さまに感動していただけるプロフェッショナルなサービス」を提供することで、お客さまから信頼され、愛される会社でありたいという願いを込めています。
(アクモスフィロソフィー)
経営の原則
1.事業の目的と意義を明確にする
2.原理原則に従う
3.高付加価値サービスを生み出す
4.高収益の会社を目指す
5.情報共有で経営者意識を生み出す
6.成長を支える
人間力を磨く
1.人間として何が正しいかで判断する
2.自分事とする
3.聴く力をつける
4.感謝の気持ちを持つ
5.あきらめない心を持つ
6.認め合い、高め合う
行動の指針
1.プロフェッショナルとして責任を最後まで全うします
2.お客さまや仲間と協力して強いチームを作ります
3.正しいと思うことを愚直なまでに誠実にやり続けます
4.創意工夫して新しいサービスを生み出します
5.常に向上心を持って成長し続けます
(2) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、長期ビジョン2025を2016年に制定し、3年毎に期間を区切って中期経営計画に取り組んでまいりました。当期は中期経営計画Ⅲの2年目に当たりますが、中期経営計画の利益値を概ね達成(売上高98%、利益項目90%以上)したため、中期経営計画Ⅲ、長期ビジョン2025を1年前倒しで終了し、中期経営計画2027(2024/07-2027/06)(以下、「中期経営計画2027」という。)を策定いたしました。2025年6月期からの3カ年は中期経営計画2027に基づいて施策、計画を進めてまいります。
(中期経営計画2027の概要)
・Business(事業)×Members(人財)×Value(付加価値)3つの分野での挑戦を拡大し、2027年6月期のグループ売上高100億円を目指す
・中期経営計画2027の3年間の平均ROEを15%以上、2027年6月期末の時価総額100億円を目標に資本コストと株価を意識した経営を推進する
当社グループは、中期経営計画2027において『Challenging Mind 社是「挑戦する心」をもって、事業の拡大と高付加価値化を実現し新たな顧客を創造する』をスローガンとしており、基本方針は以下の通りです。
Good Business 事業の拡大と高付加価値化の実現
・Growth(成長投資)領域
消防防災事業の全国展開およびネットワーク事業の首都圏、他地域での展開拡大
・Core(維持伸長)領域
高収益事業へのシフト等、事業の伸長を実現し収益基盤を強化
・Rebuild(改善)領域
外部環境に左右されない事業の確立を目指し、収益性、成長性を改善する
Good Members 挑戦する心を育む
・事業戦略と連動した社員の自律的な成長と挑戦の支援
・社員の物心両面の豊かさやWell‐beingを支える組織・働く環境の整備
Good Value 売上高 年平均成長率15%以上、100億円を達成
・利益を事業成長への投資や株主様、社員への還元につなげる価値の循環を目指す
経営目標(定量的目標)
中期経営計画2027における経営目標は以下の通りです。
| 第34期 (計画) | 第35期 (計画) | 第36期 (計画) |
売上高(百万円) | 7,000 | 8,000 | 10,000 |
営業利益(百万円) | 700 | 800 | 1,000 |
経常利益(百万円) | 700 | 800 | 1,000 |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 450 | 520 | 640 |
ROE(%) | 13.7 | 14.7 | 16.6 |
経常利益率(%) | 10.0 | 10.0 | 10.0 |
経営目標は、経営環境の変化に対応するため、毎期目標数値を見直すローリング方式を採用しております。
(対処すべき課題)
当社グループは、理念体系(社是、企業理念、アクモスフィロソフィー)と部門別採算制度ウィングシステムを経営の両軸とし、事業活動を通じて、社会の進歩・発展に貢献するため、仕事を通して心の豊かさと技術の向上を追求し、お客さまに感動していただけるプロフェッショナルなサービスを提供して、持続的な成長を実現してまいります。
当社グループのITソリューション、ITインフラ、ITサービスの3つの事業領域では、デジタル化による事業変革や業務効率の向上を目指す官民の投資が引き続き、ICT市場の成長、拡大につながることが期待されております。
また、AI(人工知能)等、実用化、サービスへの実装の進展が期待されるほか、急速なデジタル化が進む中で、サイバー攻撃がもたらす脅威にともない、社会システムの安全を守るセキュリティ対策への対応が急務となっております。
当社グループは、中期経営計画2027において、『Challenging Mind 社是「挑戦する心」をもって、事業の拡大と高付加価値化を実現し新たな顧客を創造する』をスローガンとし、2027年6月期のグループ売上高100億円を目標としております。
このような中、当社グループは、「多様な人財の確保」「人財の育成と再配置」、「Well-being 安心して働ける環境整備」、「製品・サービスの拡充」、「営業力の強化」、「情報セキュリティリスクへの対応」を対処すべき課題としており、以下の取り組みを推進してまいります。
1.多様な人財の確保
中期経営計画2027の目標達成のために、事業成長に欠かせない多様な人財の獲得に取り組んでまいります。
・事業戦略の推進を行うリーダー人財の確保を目的として経験者採用を推進します。
・将来の事業を担う人財の獲得のため、新卒採用に積極的に取り組みます。
・女性社員比率が20%未満のグループ会社では、新卒採用における女性社員比率の増加に取り組みます。
2.人財の育成と再配置
当社グループの目指す姿として、会社が社員一人ひとりの自律的な成長と挑戦を支援し、成長した社員が事業戦略の推進者として活躍し、付加価値向上をけん引する社員像を設定し、人財の育成に取り組んでまいります。
・社員が自ら学び成長する環境の整備に取り組みます。
・成長投資領域事業への人財のシフトを実現するため、リスキリングやローテーションに取り組みます。
・多様な事業を営む当社グループ間の人事交流制度の検討を行い、人財の適性やリスキリング後の人員の適正配置に取り組みます。
3.Well-being 安心して働ける環境整備
社員一人ひとりが物心両面の豊かさと技術(スキル)の向上が得られ安心して働ける状態=Well-beingを目指してまいります。
・心理的安全性に配慮したコミュニケーションスタイルの維持に取り組みます。
・実質物価上昇率を意識した給与水準の引上げに取り組みます。
・働きやすいオフィス環境の改善に努め、人事評価制度を中心に各種社員向け制度の改善、充実に取り組みます。
4.製品・サービスの拡充
前中期経営計画において、製品&サービスの拡充、当社グループの売上全体に占める自社製品・サービスの割合の増加に取り組んでまいりましたが、中期経営計画2027においても引き続き、製品・サービスの拡充に取り組んでまいります。
・グループ内外の企業との連携を深め、消防・防災領域でのニーズの調査を元に新製品・サービスの研究開発に取り組みます。
・ネットワーク事業において、首都圏を中心に新規顧客を獲得するため、製品、サービスの拡充等多様なニーズに対応してまいります。
・既存システムのクラウド化を推進し、より多くのお客様のデジタル化支援の推進に取り組みます。
5.営業力の強化
中期経営計画2027において、成長投資領域事業のうち、消防防災事業は、全国展開を、ネットワーク事業については、首都圏を中心に対応エリアの拡大を目指してまいります。
・広範囲のお客様に対応するため、営業体制の拡充を目的に営業人員の増員並びにアライアンスパートナーの開拓に努めてまいります。
・主要顧客との関係性を深め、当社グループ事業の訴求を図り、受注の増加を目指してまいります。
6.情報セキュリティリスクへの対応
当社グループはITのプロフェッショナルとして、不正アクセス等の外部リスクに加え、情報漏洩等の内部リスク上の課題に引き続き取り組んでまいります。
・情報セキュリティに長けた人財育成を更に進めるとともに、外部専門機関とも連携し、情報セキュリティマネジメントレベルの向上に努めてまいります。
・常に晒されているリスクから守るため、自社開発のメール訓練ソリューションや勉強会などの研修を実施し、社員個々の対応力強化に努めてまいります。
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