共立メンテナンス 【東証プライム:9616】「サービス業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、創業以来「顧客第一」を原点に、ライフステージにおける様々な場面での「食」と「住」さらに「癒し」のサービスを通じ、広く社会の発展に寄与することを経営方針としております。「お世話する心」を持った「現代版下宿屋」を事業の中核に人々の生活におけるあらゆる問題解決を企業指針とし、お役に立てるサービスの質の向上と発展を目指してまいりました。そして、今後さらに具体的な事業戦略として「中核事業である寮事業のさらなる拡大展開と収益力再強化」「次世代の収益の柱となるホテル事業の基盤強化と拡大」「第3の柱となる新規事業の早期確立」を実践し、企業体質を強化してサービスの向上に努め、顧客・取引先・地域社会の皆様により一層貢献すべく努力をいたします。
(2)経営環境及び対処すべき課題、中期経営計画
昨今の当社を取り巻く経営環境は、国内におきまして出張やレジャー需要の増加に加え、2025年3月期は2019年以来、1年を通じて渡航制限の無い状況となることもあり、訪日需要が拡大していくものと想定される一方で、欧米の金融政策や長期化したロシアウクライナ問題と中東地域に拡散するガザ紛争のように世界情勢の不確実性が高まっております。
このような中、「100年企業」を標榜する当社が持続的な成長を実現するためには、これまで培った強みを承 継しつつ、マーケットの拡大を図り、将来の環境変化にも打ち勝つ強固な事業基盤を構築する必要があるとの認 識のもと、当期を初年度とする5か年の新たな中期経営計画「KYORITSU Growth Vision / Rise Up Plan 2028」を策定いたしました。本計画は、長期ビジョンとして「3&3&3(トリプルスリー、2030年、売上高3,000億円、営業利益300億円)」を見据え、「コロナからの回復、そして再成長へ」と「顧客満足度のさらなる追求とエリアの拡大」を骨子としており、今後さらなる成長に努め、社会価値の向上と株主価値の向上に取り組んでまいります。
骨 子 | 1. | コロナからの回復、そして再成長へ | |||
| 2. | 顧客満足度のさらなる追求とエリアの拡大 | |||
期 間 |
| 2023年4月~2028年3月 | |||
定量目標 | 1. | 2028年3月期 売上高 2,800億円、営業利益 280億円 営業利益率 10% | |||
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| EPS 200円 (注)1 | |||
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| ROE 10% | |||
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| ネットD/Eレシオ 1倍以下 | |||
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| 配当性向 20%以上 | |||
| 2. | 投資計画(2023年4月~2028年3月計)(注)2 | |||
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| 開発投資 | 1,950億円 |
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| 大規模修繕 | 350億円 |
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| DX投資 | 100億円 |
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| 計 | 2,400億円 |
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| 3. | 開発計画(2028年3月期) | |||
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| 寮事業 | 50,000室 | (+6,700室) |
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| ドーミーイン事業 | 20,000室 | (+3,600室) |
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| リゾート事業 | 5,500室 | (+1,300室) |
(注)1.当社は、2024年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。この影響をEPSに反映し、前期の公表数値400円から200円に変更しております。
2.投資計画については、当初計画より一部見直しを行っております。
(3)目標とする経営指標
当社グループは、持続的成長と収益性及び資本効率向上の尺度として、連結ROE(自己資本利益率)を経営における重要な指標と位置づけており、その向上に努めることを目標としております。
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