丸運 【東証スタンダード:9067】「陸運業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社グループでは、サステナビリティに関する18項目の重要課題を抽出し、その中から、①脱炭素社会の形成、②環境負荷の低減、③運輸安全の向上、④労働安全衛生の向上、⑤ダイバーシティの推進、⑥コンプライアンスの徹底の6項目を最優先課題として、取締役会で特定しています。
また、代表取締役社長を議長とする「丸運グループESG推進会議」を設置し、取締役、執行役員、部長、拠点長、推進担当者をメンバーとして、基本方針の承認、活動目標の設定、そして現状の把握と課題解決に向けた議論を行い、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みを推進しています。
「丸運グループESG推進会議」の傘下には、ESGに関する課題に積極的に取り組むべく、「環境委員会」「安全委員会」「品質委員会」「人権・人財委員会」「社会貢献委員会」「ガバナンス委員会」の6委員会を設置しています。各委員会では、個別の活動内容について、議論し、活動の進捗や目標を確認しています。
特に、「環境委員会」では、丸運グループESG推進規則の基本方針として掲げている「地球環境の保全の推進」への取り組みとして、Scope1及びScope2におけるCO₂排出量の現状分析と2030年度に向けた目標設定に対する進捗状況を管理しています。
(2)戦略
当社グループでは、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針を、丸運コーポレートガバナンス・ガイドラインにおいて以下のとおり定めております。
①人材育成方針
年度別人材開発計画に基づき、「OJT教育」、「Off-JT教育」(階層別教育・ビジネススキル教育)による教育を実施するとともに、数年毎のジョブローテーションにより様々な業務を経験させることで、多様な人材を育成する。
②社内環境整備方針
ワークライフバランスを重視した柔軟な勤務体系を整備し、従業員満足度を向上させることで、多様な人材を確保する。
(3)リスク管理
当社グループでは、サステナビリティに関するリスクおよび機会について、ESG経営の推進部署である構造改革推進部で評価し、取締役会に報告しています。
(4)指標及び目標
当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した方針を実現するための諸施策は上記「丸運グループESG推進会議」の「人権・人財委員会」において推進しております。本委員会ではダイバーシティの推進において次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指 標 | 目標(2030年度) | 2022年度実績 |
女性採用比率 | 50%以上の維持 | 42.9% |
女性管理職比率 | 10%以上に向上 | 2.7% |
障がい者雇用率 | 2.3%の維持・向上 | 2.9% |
(注)いずれも丸運単体の数値(グループ会社においては、シニア社員の活用や現業作業における女性採用の推進など、各社の実態に即した目標を設定し取り組んでおります)。
また、当社グループでは、「物流事業を通じて環境負荷の低減を図り、持続可能な社会の発展に寄与します」を環境に関する方針として掲げ、2030年度のCO₂排出量(Scope1及びScope2)を2019年度比20%削減させることを目標として取り組んでいます。具体的には、①環境対応車両の導入、②エコドライブの推進、③再生可能エネルギーの導入などについて、年度目標を設定し、その実現に取り組んでいます。
実績値
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
38,431 t- CO₂ | 38,510t- CO₂ | 36,881t- CO₂ |
長期目標値
2019年度 | 2030年度 | 削減量 | 削減割合 |
39,189t- CO₂ | 31,351t- CO₂ | 7,838t- CO₂ | 20% |
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