企業兼大株主美津濃東証プライム:8022】「その他製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

(1) 経営方針

 当社グループは、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、中長期の経営方針を定め、それをさらに年度の全社方針に展開し事業推進しております。当社グループは、この経営理念により、スポーツの振興と発展のため積極的に使命と役割を果たし、社会への貢献と企業の発展を目指しております。

 また、当社グループは、主たる経営指標としてROA(総資産事業利益率)及びROE(自己資本利益率)を採用しており、いずれも2026年度に連結ベースで10%台とすることを目標としております。収益力を高めつつバランスよく資産効率、資本効率を向上させることで企業価値を増大させていきたいと考えております。

(2) 経営環境及び対処すべき課題

 当社グループは、持続的成長と企業価値向上のため、下記のとおり経営の重点課題に取り組んでまいります。
 

1)持続的な成長の実現

当社グループは、1906年の創業以来「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という経営理念を掲げています。これは今後も変わることのない軸であり、すべてのステークホルダーに向けたミズノのパーパス(存在意義)です。

不安定さを増す世界情勢やデジタル技術の発展とそれに伴う人々の行動や価値観の変化など、私たちを取り巻く環境は以前にも増して不透明な状況が続くものと考えられますが、当社グループはこれからも“スポーツの価値”を追求することにより平和で持続可能な社会が実現することに貢献してまいります。そして、イノベーションセンター「MIZUNO ENGINE(ミズノエンジン)」を拠点として、スポーツの競技シーンにおいて最高のパフォーマンスを発揮する商品はもとより、人々の日常生活や働く場において快適さを提供する商品、高齢社会や気候変動といった社会課題の解決に貢献する商品・サービスなどの開発に、より一層取り組んでまいります。

また当社グループの持続的な成長と企業価値向上を実現していくために、当社グループの社員一人ひとりが、その個性と能力を最大限に発揮しイノベーションを創出することで新たな価値を生み出せるよう、多様な人材の活用・育成に取り組んでまいります。

2)経営効率の更なる改善と成長戦略

当社グループの業績は、売上・利益は2期連続で過去最高を更新、経営効率・資本効率を表す指標であるROAとROEも過去最高水準を達成しましたが、今後に目を向けると、円安による輸入仕入為替の悪化やスエズ運河問題などによる国際輸送運賃の高騰リスクなどネガティブな影響を受けることが予想されます。そのため、収益性の更なる向上においては売上総利益率の改善が急務です。引き続き、高付加価値商品・サービスの企画・開発と原価低減活動に取り組むとともに、グループ各社における在庫管理を強化し、販売価格の適正化や値引き販売の抑制などに努めてまいります。

さらに、中期計画目標達成のため、以下の戦略を柱として推進してまいります。

 ■海外強化    -フットボールのシェア拡大や新規リージョン開拓などにより成長加速

 ■国内事業再強化 -国内事業の根幹を成すチームビジネスをDXも絡めて効率化

 ■EC強化     -ユーザーへのダイレクトアプローチにより、利益と顧客価値を最大化

そして、目標とする経営指標であるROAとROEにおいて、2026年度にともに10%台の達成を目指してまいります。

<中期計画2026年度目標値> 

単位:億円

 

2023年度

実績

2024年度

業績予想

2026年度

中期計画目標

売上高

(海外売上比率)

2,297

(38%)

2,500

(39%)

2,900

(41%)

営業利益

(営業利益率)

173

(7.5%)

190

(7.6%)

250

(8.6%)

ROA

8.8%

9.0%

10.5%

ROE

10.8%

10.2%

10.6%

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