セキ 【東証スタンダード:7857】「その他製品」 へ投稿
企業概要
当社グループのサスティナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社グループは、次の200年に向けて持続的かつ安定的な経営基盤をつくるとともに、成長分野への投資を通して業域の拡大を目指すために、2016年7月に中・長期経営計画「Next200」を策定しております。数値目標等は上記のとおりですが、「Next200」においては、①既存事業の収益力強化 ②最適な投資活動の継続 ③成長分野へ資源の投入 ④経営規模に応じた最適な組織体制の構築 ⑤環境配慮型経営の推進 ⑥社内投資の推進の6つの重点経営課題を定めており、目標達成に向けてグループ一丸で取り組んでおります。特に環境配慮型経営の推進については、持続的な成長の観点から気候変動を含む環境・社会課題解決を経営上の最も重要な課題と考えております。
これらの項目は毎月開催される取締役会における実績報告、監査役会でも報告されており、適切に監督する体制を構築しているほか、ISO14001に基づく環境目標の設定や取り組み内容の協議内容についても、社内に設置された全社横断的な環境プロジェクトを通じて取締役会等に報告されております。
(2)戦略
当社グループは、持続的な成長に向けて、中・長期経営計画「Next200」において、上記のとおり6つの重点経営課題を定めております。特に環境配慮型経営の推進については、持続的な成長の観点から気候変動を含む環境・社会課題解決を経営上の最も重要な課題と考えております。
その中でも、2017年10月に進出した環境に配慮した印刷方式である「水性フレキソ印刷事業」は、当社の成長分野と位置付けており、本事業への投資を強化しております。水性フレキソ印刷は、従来の油性グラビア印刷と比較し、刷版、インキ製造プロセス、印刷プロセスにおいてCO2排出量を約59%削減することができる(日本フレキソ技術協会 報告)環境に配慮した印刷方式となっております。これらの印刷方式を普及させることで、CO2排出削減とともに、製造現場の労働環境改善にも貢献しております。
また、上記の水性フレキソ印刷対応商品をはじめ、FSC認証紙使用品、グリーンプリンティング認定品など、お客様に環境に配慮した商品の提案などを積極的に展開し、環境負荷を低減する取り組みを全社で推進してまいります。
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、従業員の採用・人事登用に際し、性別や人種はもちろん、年齢・性格・学歴・価値観などを一人一人の個性として尊重し、広く人材を受け入れることとしております。多様な個性を企業の財産とし、それぞれの持つ能力を最大限に生かすことで、従業員と企業の更なる発展へと繋げてまいります。
現在は多様性確保の数値目標等は定めておりませんが、中期経営計画「Next200」にも掲げている通り、ダイバーシティ経営を推進しており、中期的な企業価値の向上を実現するために、多様な視点や価値観を尊重し、これらの人材が活躍できる職場環境の整備を目指してまいります。
(3)リスク管理
当社の環境配慮型経営の推進に関する取り組みは、各部門を通じて毎月実施される取締役会において必要に応じて報告されるほか、リスクへの対応方針や議題については、その優先度を考慮し、迅速な意思決定を進めております。
(4)指標及び目標
当社グループのうち、当社は、印刷情報メディアを基盤とした事業活動を通じ、環境に配慮した製品の提案などを積極的に展開しており、その目標を以下のように定めております。
(取り組み)
①森林保全につながるFSC認証紙使用製品の提案
②環境負荷への取り組みつながるグリーンプリンティング認定製品の提案
③CO2排出削減につながる水性フレキソ印刷製品、グリーン電力使用製品の提案
(環境配慮製品の売上上昇への数値目標)
・2017年度環境配慮製品売上目標=338,269千円 実績=452,089千円
・2018年度環境配慮製品売上目標=365,942千円 実績=484,064千円
・2019年度環境配慮製品売上目標=728,584千円 実績=727,916千円
・2020年度環境配慮製品売上目標=900,100千円 実績=918,607千円
・2021年度環境配慮製品売上目標=1,126,311千円 実績=1,038,021千円
・2022年度環境配慮製品売上目標=1,242,248千円 実績=1,519,567千円
・2025年度環境配慮製品売上目標=1,300,000千円
※対象品:水性フレキソ印刷対応商品、FSC認証紙使用品、グリーンプリンティング認定品など
また、当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりであります。
指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
男性の育児休暇取得率 | 2024年3月31日までに80% | 100.0% |
有給休暇取得率 | 2024年3月31日までに50% | 58.4% |
有給休暇の時間単位での取得 | 2024年3月31日までに運用 | 半日単位 |
再雇用の拡大 | 出産や子育てのため退職した社員の再雇用 | 実績なし |
所定外労働の削減 | 毎週水曜日をノー残業デー | 実績あり |
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